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コロナウイルスに対する治療薬

コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬については、以下のような種類や状況があります。情報は2025年1月時点のものですので、最新情報が必要な場合は医療機関や公的機関の情報を確認してくだい。


1. 抗ウイルス薬

  • レムデシビル(商品名:ベクルリー / Veklury)
    重症患者や酸素投与が必要な患者向け。
  • モルヌピラビル(商品名:ラゲブリオ / Lagevrio)
    軽症~中等症患者で、重症化リスクの高い患者に使用。
  • パクスロビド(商品名:Paxlovid)
    軽症~中等症患者において重症化を防ぐための経口薬。

2. 免疫調節薬

  • デキサメタゾン(商品名は複数存在)
    重症患者向けのステロイド薬。
    ※一般名で使用されることが多い。
  • トシリズマブ(商品名:アクテムラ / Actemra)
    IL-6受容体阻害薬として炎症を抑制。
  • バリシチニブ(商品名:オルミエント / Olumiant)
    JAK阻害薬。重症例に使用。

3. 中和抗体療法

  • カシリビマブ・イムデビマブ(商品名:ロナプリーブ / Ronapreve)
    初期の変異株に有効でしたが、現在は一部の地域で使用制限あり。
  • ソトロビマブ(商品名:Xevudy / ゼブディ)
    一部の変異株に有効とされています。
  • チキサゲビマブ・シルガビマブ(商品名:エバシェルド / Evusheld)
    予防的にも使用される中和抗体療法。

4. その他

  • 血漿療法
    特定の商品名はなく、ドナー血漿が使用されます。
  • 抗凝固薬
    商品名として「エリキュース」「ザレルト」などがありますが、COVID-19治療においては一般名で用いられる場合が多いです。

これまで新型コロナウイルス治療は公費負担となっており、治療費の患者負担は0円でした。しかし2024年3月31日で当該公費負担は終了し、現在は健康保険の負担割合によって自己負担が生じます。薬によって自己負担額は異なりますが、1回の治療で2万円前後のものが多いです。なのでコロナ治療薬の処方希望の場合、処方する医師に自己負担額はどれくらいかかる確認すべきでしょう。また地域や国によって利用可能な薬剤が異なる場合がありますので、最新情報は医療機関や公的機関に確認してくだい。

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