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てんかん

てんかんについて

てんかんとは、神経の過剰な興奮により起こるてんかん発作と発作間欠時を繰り返す疾患です。発作の型と原因により「特発性部分てんかん」「特発性全般てんかん」「症候性部分てんかん」「症候性全般てんかん」の4つに分類されます。小児と高齢者によく見られる疾患ですが、幅広い年齢層で発症する点が特徴です。てんかん発作時には、身体の一部の痙れん、過呼吸、急激な筋収縮、意識消失などさまざまな症状が見られます。いずれの発作も数秒から5分程度、長くても30分程度で治まることが大半です。

てんかんの治療は、脳の過剰な興奮を抑える抗てんかん薬の投与が中心となります。てんかんの分類や発作の種類に応じて投与される薬剤は異なるため、問診や脳波・MRI検査にて鑑別することが重要です。

てんかん患者は、発作間欠時は日常生活を送れます。進学や就労、結婚、出産などのライフイベントで患者が障壁を感じないよう、周りの方がサポートしていくことが大切です。