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診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前 9:00~ 13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ●※ |
午後 15:00~ 18:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
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下痢は、大人ならほぼ全員が経験したことがある症状だと思います。今回は下痢の原因や症状、何科を受診すべきかを解説しようと思います。
便の水分が多くなり、回数や性状が普段と比べて異常に柔らかくなる状態を指します。
1. 止瀉薬
下痢の症状そのものを抑える薬です。
ロペラミド(商品名: ロペミン、ストッパなど): 腸の運動を抑え、腸内の内容物の移動を遅らせることで、下痢を緩和します。急性の下痢に効果的です。
注意: 感染性の下痢(細菌やウイルスによる場合)には、排出を妨げるため使用しない方が良い場合があります。
次硝酸ビスマス(商品名: ビオフェルミン止瀉薬など): 軽い下痢に対して、腸内の過剰な水分を吸収し、便を固める作用があります。
2. 整腸薬
腸内環境を整えることで、下痢を改善します。
乳酸菌製剤(商品名: ビオフェルミン、ラックビーなど): 腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。軽度の下痢や腸内のバランスが崩れた場合に効果的です。
酪酸菌製剤(商品名: ミヤBM): 酪酸菌は腸内で酸を生成し、有害菌の増殖を抑えます。慢性的な下痢に対しても効果があります。
3. 吸着薬
腸内で毒素やガスを吸着し、下痢を緩和します。
ケイ酸アルミニウム(商品名: アドソルビン): 腸内で毒素や有害物質を吸着し、便の水分を減らすことで下痢を改善します。
4. 抗菌薬
細菌感染が原因の場合には、抗菌薬が処方されることがあります。
抗生物質(例: ノルフロキサシン、シプロフロキサシン): 細菌性の下痢、特に旅行者下痢症や食中毒などで使用されます。ただし、ウイルス性の下痢には効果がありません。
5. 経口補水液(ORS)
下痢による脱水症状を防ぐため、水分と電解質の補給が重要です。軽度から中等度の脱水には経口補水液が推奨されます。
経口補水液(商品名: OS-1、ポカリスエットなど): 水分だけでなく、電解質(ナトリウム、カリウムなど)も補うことができるため、脱水症状を防ぐのに適しています。
6. 漢方薬
体質や症状に応じて漢方薬も使用されることがあります。
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう): 慢性の下痢や消化不良に効果があり、胃腸の調子を整える作用があります。
四逆散(しぎゃくさん): ストレスや緊張による下痢に対して使用されることが多い漢方薬です。
これらの薬は、下痢の原因によって使い分ける必要があります。特に、感染症が原因の下痢や持続的な下痢の場合は、医師に相談し、適切な治療を受けることが重要です。
・内科
軽度の下痢や、風邪・ウイルス性胃腸炎などが疑われる場合は、まず「一般内科」を受診しましょう。一般内科では、食あたりや感染性腸炎、ストレス性の下痢、薬の副作用による下痢など、比較的よくある原因について診察し、治療してもらえます。
・ 消化器内科
消化器内科は、胃腸や肝臓、膵臓などの消化器官に特化した専門科です。慢性的な下痢(数週間以上続く)、血便がある、腹痛が強い、体重が減ってきているなどの症状がある場合は、「消化器内科」での精密検査や治療が必要になります。大腸カメラや血液検査、便検査などを通じて、より専門的に診断が行われます。
また下痢が2週間以上続いているような場合、「慢性下痢」と判断されます。以下のような疾患が考えられます。
これらは市販薬では治らないため、必ず「消化器内科」を受診し、必要な検査を受けることが大切です。特に、体重減少や貧血、倦怠感が伴う場合は要注意です。
・ 小児科(子どもの場合)
乳幼児や小さな子どもの下痢は、脱水症状につながりやすいため特に注意が必要です。小児の場合は「小児科」を受診してください。食物アレルギーやロタウイルス、ノロウイルスなど、子ども特有の病気も考慮する必要があります。
老年内科または総合内科(高齢者の場合)
高齢者の場合、体力の低下や持病の悪化、薬の副作用など、複数の要因が絡むことがあります。高齢者が下痢をしている場合は、「老年内科」や「総合内科」が適していることもあります。特に脱水や電解質異常のリスクがあるため、早めの受診が重要です。
・救急科
下痢に加えて、以下のような症状がある場合は、すぐに医療機関にかかる必要があります。緊急性がある場合は、救急外来(ER)を利用することも考えましょう。
このような場合、感染性腸炎、大腸炎、あるいは消化器の緊急疾患(虫垂炎、虚血性腸炎、腸閉塞など)の可能性があります。緊急対応できる「救急科」または「総合病院」を受診してください。
・心療内科、精神科
緊張やストレスが原因で下痢が起こることもあります(過敏性腸症候群の一種)。この場合も、まずは消化器内科で診察を受け、その上で必要があれば「心療内科」や「精神科」の受診が勧められる場合があります。
状況・症状 | 受診すべき診療科 |
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軽い下痢・風邪のような症状 | 一般内科 |
数日たっても下痢が治らない | 消化器内科 |
血便、激しい腹痛、発熱 | 消化器内科または救急外来 |
子どもの下痢 | 小児科 |
高齢者の下痢 | 総合内科・老年内科 |
慢性の下痢(2週間以上) | 消化器内科 |
ストレスによる下痢 | 消化器内科 → 心療内科 |