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初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2・第4土曜日は休診
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健康診断などで尿酸値が低くても、1回の軽度低値だけで病気とは限りません。一方、血清尿酸値が2.0mg/dL以下の場合は、低値が続くのを自分で待つのではなく、再検査や原因の評価について医師へ相談する目安になります。症状、過去の値、服薬、ほかの検査結果を合わせて判断します。
運動後の強い腰背部痛や繰り返す嘔吐、尿量低下がある場合は、予定の再検査を待たず速やかに受診してください。意識の異常、けいれん、強い呼吸困難がある場合は119番です。尿酸値の数値だけで救急要請を判断するものではありません。
尿酸は、体内の細胞や食事に含まれるプリン体が分解される過程で生じます。血液中の尿酸値は、体内で作られる量と、主に腎臓や腸から排泄される量のバランスで決まります。
尿酸値が高い場合に起こる高尿酸血症・痛風はよく知られていますが、低い場合にも原因の確認が必要になることがあります。このページでは「尿酸値が低い」場合を扱い、高尿酸血症の診断・治療は別ページで詳しくご案内しています。
検査結果の基準範囲は、測定方法、検査施設、年齢、性別などにより異なります。そのため、基準範囲をわずかに下回っただけで一律に低尿酸血症と診断するものではありません。
腎性低尿酸血症診療ガイドラインでは、血清尿酸値が2.0mg/dL以下の場合に低尿酸血症の原因を調べることを推奨しています。これは評価の目安であり、この数値だけで腎性低尿酸血症と確定するわけではありません。再検査で値の持続や一時的な体調変化、薬剤の影響を確認します。
2.1~3.0mg/dL程度でも、運動後急性腎障害の既往、腎性低尿酸血症の家族歴、既に分かっている関連遺伝子の変化がある場合は、軽度の腎性低尿酸血症を考えて再検査を検討します。全員に遺伝子検査を勧める意味ではありません。
低尿酸血症は、血液中の尿酸が低い状態を指す言葉で、腎性低尿酸血症と同義ではありません。大きく、尿酸が腎臓から排泄されやすい場合と、体内で作られる量が少ない場合に分けて考えます。次に挙げる病気を低値だけで疑うのではなく、服薬や他の所見に応じて確認します。
SIADHは、水分を体内に保つホルモンの作用が不適切に続き、血液中のナトリウム濃度が低下する病態です。血液・尿の濃さや体液の状態などから評価し、尿酸値が低いだけでは診断しません。ファンコニー症候群も、尿糖や尿蛋白、電解質などを含めて区別します。
重い肝疾患や低栄養などは、体重の変化、食事の状況、肝機能などの所見と合わせて考える原因です。低尿酸値だけで重い病気があると判断することはできません。
薬の例として、フェブキソスタットなどの尿酸生成抑制薬は、尿酸を作る過程を抑えて値を下げます。作用はPMDAのフェブリク電子添文で確認できます。原因は一つとは限りません。薬が関係していると思っても、自己判断で中止・減量せず、処方した医師へ相談してください。
一般に女性は男性より尿酸値が低い傾向があり、検査施設の基準範囲も男女で異なることがあります。女性で基準範囲を少し下回ったからといって、直ちに女性特有の病気を意味するものではありません。
ただし、女性であっても2.0mg/dL以下の値、繰り返す低値、ほかの検査異常や症状がある場合は、性別やホルモンだけで説明せず原因を確認します。女性の低値の傾向はガイドライン第2章でも扱われていますが、「女性なら問題ない」という意味ではありません。
妊娠中は尿酸の排泄などが変化し、低めの値になることがあります。妊娠の時期、血圧、尿蛋白、腎機能や全身状態と合わせて担当医が評価します。尿酸値だけで妊娠経過の正常・異常を判断しないでください。
軽度の低値や腎性低尿酸血症は、多くの場合それ自体による自覚症状がありません。倦怠感やめまいなどの症状があっても、尿酸値の低さが直接の原因とは限らず、貧血、低血圧、電解質異常など別の原因も考えます。頭痛や脱毛も低尿酸値そのものの典型症状として結び付けず、症状に応じて相談してください。
原因となる病気がある場合は、その病気に伴う症状が現れることがあります。また、腎性低尿酸血症では、激しい運動後の急性腎障害や尿路結石が合併する場合があります。
腎性低尿酸血症は、腎臓の尿細管で尿酸を血液へ戻す「再吸収」の仕組みが働きにくく、尿酸が尿へ失われやすいため血清尿酸値が低くなる病気です。尿酸を運ぶたんぱく質のURAT1を作るSLC22A12遺伝子、GLUT9を作るSLC2A9遺伝子の変化が関係する場合があります。
診断では、血清尿酸値2.0mg/dL以下と、尿酸排泄率または尿酸クリアランスの上昇を継続して認めること、ほかの原因で説明されないことを確認します。遺伝子の変化は参考となる情報ですが、遺伝子検査は全員に必須ではありません。
短距離の全力走など、短時間に強い力を出す運動のあと、数時間後から翌日、翌々日頃に強い腰背部痛、腹痛、吐き気・嘔吐などが現れ、急性腎障害を起こす場合があります。尿が普段どおり出ていても否定できません。症状がある場合は運動を中止し、速やかに医療機関を受診してください。
これは筋肉が壊れる横紋筋融解症による腎障害とは異なる病態で、診察や血液検査などで区別します。また、急性腎障害の最中は血清尿酸値が低くないこともあるため、発症前や回復後の値を確認します。詳しくはガイドライン第5章と日本腎臓学会の専門医向け解説(2024年掲載)を参照しています。
尿路結石を合併すると、突然の強い腰背部痛、腹痛、吐き気、血尿などが現れる場合があります。痛みが強い、発熱を伴う、尿が出にくい場合は速やかな医療評価が必要です。結石の成分や大きさ、尿の流れの状態などによって対応は異なり、低尿酸血症だからといって結石の種類や治療を一律には決められません。
尿酸排泄率は、腎臓でこし出された尿酸のうち、どの程度が尿へ出るかを血液と尿の検査から評価する指標です。尿中の尿酸濃度や1日の排泄量が多いかどうかだけでは、腎性低尿酸血症を診断できません。具体的な評価はガイドライン第4章に示されています。
すべての方に同じ検査を行うものではありません。症状や検査結果に応じて選び、腎性低尿酸血症やほかの病気が疑われる場合は、腎臓内科など専門医療機関と連携します。
軽度の低値が一時的にみられ、原因となる病気や合併症がない場合は、経過を確認することがあります。「尿酸値を上げるため」にプリン体の多い食品、アルコール、果糖の多い飲料やサプリメントを増やすことは勧められません。食事だけで遺伝性の病態が治るわけでもありません。尿酸には抗酸化作用がありますが、低い値だけから病気や寿命への影響を断定することはできません。
治療が必要かどうかは原因によって異なります。薬剤が関係する場合は治療目的とのバランスを見て医師が調整し、栄養状態や基礎疾患が関係する場合はその治療を行います。
尿酸値が低い方の運動を一律に禁止する必要はありません。腎性低尿酸血症や運動後急性腎障害の既往がある方は、急激な高強度運動を避ける、体調が悪い日は休む、脱水に注意するといった対策と、運動の種類・強度を医師と個別に相談してください。鎮痛薬を飲んで無理に運動を続けないことも大切です。
水分は全員に大量摂取を勧めるものではありません。心不全、腎疾患、低ナトリウム血症がある方や水分制限中の方は担当医の指示を優先し、運動や暑さに応じた取り方を相談してください。運動後急性腎障害の予防に薬を使う方法については根拠に限界があり、ガイドライン第7章でも一律の投与は推奨されていません。予防薬を自己判断で始めないでください。
次に当てはまる方は、健診結果と過去の結果を持参し、再検査や原因評価について相談してください。軽度低値が1回あるだけで病気と決めつける必要はなく、再検査の時期は値の程度、症状、服薬、ほかの検査結果によって個別に決めます。
健康診断で指摘された場合は、尿酸値だけでなく同時に測定された腎機能、肝機能、血算、電解質なども合わせて確認します。
症状がなくても、血清尿酸値2.0mg/dL以下、繰り返す低値、服薬との関係、家族歴などがある場合は、健診結果を持って内科で相談してください。低値が持続することを自分で確認してから受診する必要はありません。
ほかの検査値にも異常がある、気になる症状が続く場合は、健診の再検査予定を待たず相談してください。特に、運動後の強い腰背部痛・腹痛、繰り返す嘔吐、尿量低下、発熱を伴う結石のような症状は、当日を含め速やかな医療評価が必要です。
意識の異常、けいれん、強い呼吸困難がある場合は、通常外来を待たず119番です。尿酸値の数値ではなく全身状態で判断します。救急要請の目安は消防庁の救急車利用案内も参考にしてください。
尿酸値が低くても、軽度の低値が1回みられただけで病気とは限りません。一方、2.0mg/dL以下の値は原因評価を相談する目安です。運動後の腰背部痛、尿路結石、ほかの検査異常を伴う場合は、値の持続や予定の再検査を待たず受診してください。自己判断で食事や薬を変更せず、必要な評価について医師へ相談しましょう。
低尿酸値そのものは、自覚症状がないことが多い状態です。だるさやめまいなどを低値のせいと決めつけず、別の原因も確認します。腎性低尿酸血症では、運動後急性腎障害や尿路結石を合併したときに腰背部痛、腹痛、嘔吐などが出る場合があります。
女性は男性より低い傾向がありますが、女性だから問題ないとは限りません。2.0mg/dL以下、繰り返す低値、症状やほかの検査異常がある場合は原因を確認します。妊娠中は時期や全身状態も含め、担当医へ相談してください。
再検査と原因評価について医師に相談する目安です。この数値だけで腎性低尿酸血症とは確定せず、過去の値、薬、腎機能や尿検査なども確認します。再検査の時期は個別に決め、症状やほかの検査異常があれば予定を待たず受診してください。
数値を上げる目的で飲酒やプリン体・果糖の多い食品、サプリメントを増やすことは勧められません。栄養の不足があれば改善しますが、食事だけで遺伝性の病態が治るわけではありません。原因に応じた対応を医師と相談してください。
低い方全員の運動を禁止する必要はありません。腎性低尿酸血症や運動後急性腎障害の既往がある方は、高強度運動や脱水を避ける対策と運動の程度を個別に相談します。運動後に強い腰背部痛や繰り返す嘔吐があれば中止し、速やかに受診してください。
まず内科やかかりつけ医へ、健診結果やお薬手帳を持って相談してください。必要に応じて腎臓内科などへ紹介します。意識の異常、けいれん、強い呼吸困難は通常外来を待たず119番です。
健診で尿酸値の低さを指摘された方は、当院の西新宿の内科へご相談ください。健診結果、過去の検査結果、お薬手帳を持参すると経過の確認に役立ちます。症状や検査結果を踏まえて評価し、必要に応じて腎臓内科などの専門医療機関へ紹介します。所在地・交通案内はアクセスをご覧ください。
腎性低尿酸血症診療ガイドラインは2017年発行の第1版を参照しています。学会の掲載情報で版を確認し、発行年とウェブ掲載・更新年を区別しています。