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診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午後 15:00~ 18:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
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正式には「トリグリセリド(triglyceride)」といい、エネルギー源として体に蓄えられる脂肪です。食事でとった脂肪や糖質が体内で中性脂肪に変わり、使わない分は脂肪として蓄積されます。皮下脂肪として体温保持・内臓保護にも関与しています。
細胞膜やホルモン、胆汁酸の材料になる体にとって重要な構成成分です。善玉(HDL)と悪玉(LDL)コレステロールに分けられます。これらは食事と肝臓の合成によって供給されます。
中性脂肪が高くなる原因には、主に以下のような生活習慣や病気が関係しています。
血中の中性脂肪値が高い状態が続くと、次のようなリスクが高まります。
中性脂肪(トリグリセリド)の高値に対する薬には、以下のような種類があります。これらの薬は、生活習慣の改善(食事、運動)と併せて使用されることが多いです。どの薬が適切かは、個々の健康状態や他のリスクファクターに基づいて医師が判断します。
1. フィブラート系薬
中性脂肪を減らすために最もよく使われる薬の一つ。フィブラート系は、肝臓での中性脂肪の生成を抑える働きを持ちます。
例:フェノフィブラート(リピディル)、ベザフィブラート(ベザトールSR)。
2. ニコチン酸誘導体
中性脂肪を減らすと同時に、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やす効果があります。ただし、副作用(顔の紅潮、かゆみなど)が出やすいため、使用は制限されることがあります。
例:ニコモール、ニセリトロール。
3. ω-3脂肪酸(魚油系薬)
中性脂肪を減少させる効果があり、心臓の健康を保つためにも推奨されることが多いです。魚油に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)に効果があります。
例:EPA製剤(エパデール)、イコサペント酸エチル(ロトリガ)。
4. スタチン系薬
主にLDLコレステロールを下げる目的で使われますが、中性脂肪を下げる効果もあります。動脈硬化のリスクが高い場合に処方されることが多いです。
例:アトルバスタチン(リピトール)、ロスバスタチン(クレストール)。
5. SGLT2阻害薬(糖尿病治療薬)
もともとは糖尿病治療薬ですが、中性脂肪や体重の改善にも役立つことがあり、糖尿病患者の中性脂肪値の管理に使用されることがあります。
例:ダパグリフロジン(フォシーガ)、カナグリフロジン(スーグラ)。
6. PCSK9阻害薬
LDLコレステロールを劇的に減らす作用がありますが、トリグリセリドの減少効果も確認されているため、特に重症の脂質異常症に対して処方されることがあります。
例:エボロクマブ(レパーサ)、アリロクマブ(プラルエント)。
7. 経口胆汁酸吸着薬
胆汁酸を吸着し、体外に排出することで、コレステロールや中性脂肪の減少を助けます。LDLコレステロールの管理を主な目的としますが、中性脂肪にも影響します。
例:コレスチラミン。
フィブラート系が処方されることが多いと思いますが、薬を使用する際には、必ず医師の指導のもとで使用し、副作用や他の薬との相互作用にも注意する必要があります。また、薬だけでなく、食事や運動の改善も併せて行うことが重要です。
(1) 脂質の質を見直す
以下の食品は中性脂肪を下げる効果があるとされています:
薬のグループ | 代表薬 | 中性脂肪↓ | LDL↓ | HDL↑ | 主な特徴・注意点 |
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フィブラート系 | フェノフィブラート、ベザフィブラート | ◎大幅↓ | △軽度↓ | △軽度↑ | 中性脂肪高値の第一選択。筋障害・肝障害・腎機能に注意。スタチンとの併用時は横紋筋融解症リスク↑ |
オメガ3脂肪酸製剤 | イコサペント酸(EPA)、EPA/DHA製剤 | ○中等度↓ | - | △軽度↑ | 安全性が高く、心血管リスク減少エビデンスあり。糖尿病・高血圧併存例に使いやすい |
スタチン系 | アトルバスタチン、ロスバスタチンなど | △軽度↓ | ◎強力↓ | △軽度↑ | 高LDLコレステロールが主でTGも高い混合型に適す |
選択的PPARαモジュレーター | ペマフィブラート | ◎大幅↓ | △軽度↓ | △軽度↑ | フィブラートより腎機能への影響が少ない。糖尿病合併例でも使いやすい |
ニコチン酸誘導体 | ニコモールなど | ○↓ | ○↓ | ○↑ | 中性脂肪・LDL・Lp(a)を同時に下げる。皮膚潮紅や肝機能障害に注意(日本では使用頻度低下) |
薬は血液検査結果(TG、LDL、HDL、non-HDLコレステロール)と心血管リスク、膵炎リスクを総合的に見て決定します。
生活習慣改善が治療の基本であり、薬は補助と考えるのがポイントです。