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いくら寝ても眠くて心配!その原因は?

「十分に寝ているはずなのに、日中どうしても眠くて仕方がない」「会議中や運転中に強い眠気に襲われる」。こうした相談は外来でも少なくありません。単なる寝不足と思われがちですが、背景に病気や生活習慣の問題が隠れていることもあります。本記事では、いくら寝ても強い眠気が続く原因、考えられる病気、セルフチェックのポイント、受診の目安について解説します。

目次

強い眠気とは何か

眠気は誰にでも起こりますが、「強い眠気」とは、十分な睡眠時間を確保しているにもかかわらず、日常生活に支障が出るほどの眠気が繰り返し出現する状態を指します。仕事や家事、学業に集中できないだけでなく、居眠り運転など事故のリスクも高まるため、軽視できません。

まず見直したい生活習慣

睡眠の質の低下

睡眠時間が足りていても、質が悪ければ回復感は得られません。就寝直前のスマートフォン使用、深夜の飲酒、カフェイン摂取、寝る直前までの強い光刺激などは、眠りを浅くします。また、就寝・起床時刻が日によって大きく異なると体内時計が乱れ、日中の眠気につながります。

不規則な生活リズム

夜勤や交代勤務、休日の寝だめは、体内時計を狂わせやすく、慢性的な眠気の原因になります。平日と休日の起床時刻の差が2時間以上ある場合は注意が必要です。

考えられる主な病気

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりする病気で、いびき、夜間の頻回覚醒、起床時の頭痛を伴うことがあります。自覚がなくても、日中の強い眠気で発見されることが多く、放置すると高血圧や心血管疾患のリスクが高まります。

過眠症・ナルコレプシー

十分な睡眠をとっても耐えがたい眠気が続く病気です。ナルコレプシーでは、突然眠り込む「睡眠発作」や、感情の高ぶりで力が抜ける症状がみられることがあります。若年層で発症することもあります。

うつ病・不安障害

気分の落ち込みや不安が続くと、睡眠の質が低下し、過眠や日中の強い眠気が出現することがあります。意欲低下、食欲変化、気分の落ち込みが同時にみられる場合は注意が必要です。

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンが不足すると、全身の代謝が低下し、眠気、だるさ、体重増加、寒がりなどの症状が現れます。血液検査で診断が可能です。

薬の副作用

抗ヒスタミン薬、睡眠薬、抗不安薬、一部の鎮痛薬などは眠気を引き起こすことがあります。新しく飲み始めた薬がある場合は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

セルフチェックのポイント

次の項目に複数当てはまる場合、専門的な評価が勧められます。

  • 7~8時間以上寝ているのに日中の眠気が強い
  • 会議中や運転中に眠り込みそうになる
  • 大きないびきを指摘されたことがある
  • 起床時に頭痛や強いだるさがある
  • 生活リズムを整えても改善しない

受診の目安と検査

眠気が数週間以上続く場合や、日常生活に支障が出ている場合は受診を検討しましょう。内科や睡眠外来、脳神経内科での相談が一般的です。必要に応じて、血液検査、睡眠検査(簡易検査や終夜ポリソムノグラフィー)、質問票による評価が行われます。

日常でできる対策

  • 毎日同じ時刻に起床する
  • 就寝前1時間はスマートフォンやPCを控える
  • 寝室を暗く、静かに、快適な温度に保つ
  • 昼寝は20~30分以内、15時までにとどめる
  • 適度な運動を習慣化する

まとめ

「いくら寝ても強い眠気がある」状態は、単なる疲れではなく、睡眠の質の低下や病気が原因となっていることがあります。放置せず、生活習慣を見直しつつ、必要に応じて医療機関へ相談することが大切です。適切な診断と対策により、日中の眠気は改善が期待できます。眠気に悩まされない毎日を取り戻すために、早めの行動を心がけましょう。

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