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うつ病は、日本国内で推計約500万人の患者さんがいるとされる(WHO等推計)非常にありふれた疾患であり、心身の健康や社会生活に深刻な影響を及ぼす慢性疾患です。従来の抗うつ薬は有効性が認められている一方で、効果が出るまでに数週間以上かかることが多いという課題がありました。そんな中、2025年12月に塩野義製薬が「ザズベイカプセル30mg」(一般名:ズラノロン)という新規作用機序のうつ病薬の国内製造販売承認を取得したというニュースが注目を集めています。
ザズベイは、従来の抗うつ薬とは全く異なる作用機序を持つ経口薬であり、早期からの症状改善が期待される新薬として位置づけられています。この記事では、具体的な特徴や作用機序、効果・安全性、治療への位置づけまでを詳しく解説します。
うつ病とは、気分の落ち込みや意欲の低下が長期間続き、日常生活や社会生活に支障をきたす精神疾患です。単なる「気分の問題」や「心の弱さ」ではなく、脳内の神経伝達やストレス応答のバランスが崩れることで生じる治療が必要な病気と考えられています。主な症状には、憂うつな気分、興味や喜びの喪失、疲労感、不眠や過眠、食欲低下、集中力の低下などがあり、身体の痛みや動悸などの身体症状として現れることもあります。
現在のうつ病治療の中心は、薬物療法と精神療法の組み合わせです。薬物療法では、SSRIやSNRI、NaSSAなどの抗うつ薬が広く用いられ、脳内のセロトニンやノルアドレナリンの働きを調整することで症状の改善を図ります。これらの薬は有効性が確立している一方、効果が現れるまでに数週間かかることが多く、治療初期のつらさが課題となることもあります。
精神療法では、認知行動療法などを通じて考え方やストレス対処法を整え、再発予防を目指します。近年は、従来とは異なる作用機序をもつ新しい薬剤も登場し、患者さん一人ひとりに合わせた治療選択が可能になりつつあるのが現在のうつ病治療の特徴です。
ザズベイカプセル(一般名:ズラノロン)は、うつ病・うつ状態の治療に用いられる経口薬であり、従来の抗うつ薬とは異なる作用機序を有する新しい治療薬である。セロトニンやノルアドレナリンに作用する既存薬とは異なり、脳内の神経回路の調整を通じて症状の改善を図る点が特徴とされている。
ザズベイは、中枢神経系に存在するGABA_A受容体に作用するポジティブアロステリックモジュレーターである。GABAは脳内における主要な抑制性神経伝達物質であり、情動やストレス応答の調節に関与している。
うつ病では、慢性的なストレスなどを背景に神経回路の興奮と抑制のバランスが崩れていると考えられている。ザズベイはGABA_A受容体の機能を高めることで、神経の過剰な興奮を抑制し、脳内ネットワークの機能改善をもたらすとされている。この作用機序は、神経伝達物質の再取り込みを阻害する従来の抗うつ薬とは異なる。
ザズベイカプセルは経口投与薬であり、通常は1日1回30mgを14日間連続して投与する。長期間の継続投与を前提とする従来の抗うつ薬とは異なり、一定期間の短期投与を基本とした治療設計となっている。
治療後は症状の経過を評価し、必要に応じて一定の休薬期間(通常6週間以上)を設けたうえで再投与が検討される場合がある。他の抗うつ薬や向精神薬との併用については、患者の状態や併用薬を考慮し、慎重に判断される。
ザズベイカプセルは、新しい作用機序を有する薬剤として、従来治療で十分な効果が得られなかった症例に対する選択肢の一つとなる。患者ごとの症状や重症度、治療経過を踏まえ、適切な治療計画のもとで使用されることが重要である。
ザズベイカプセルの有効性は、国内第3相の検証試験により確認されています。試験では、14日間の投与後にうつ症状の評価尺度であるHAM-D17(ハミルトンうつ病評価尺度)の点数改善が認められ、プラセボ群と比較して統計学的に有意な改善が示されました。この結果は、早期から症状改善につながる可能性を示しており、従来薬に比べて治療開始後比較的短期間で改善が期待できる点が、アンメットニーズへの対応として評価されています。また、再投与時にも有効性と安全性が確認されていることから、一定の治療反応が安定して得られる可能性が示唆されています。
ザズベイカプセル(一般名:ズラノロン)は、従来の抗うつ薬とは異なる特徴をもつ新しい治療薬として注目されています。うつ病治療では、「効果が出るまでに時間がかかる」「薬を続けているのに十分に改善しない」といった課題が長く指摘されてきました。ザズベイは、こうした従来治療の課題を補う可能性をもつ薬剤といえます。まず大きなメリットとして挙げられるのが、比較的早期からの効果が期待できる点です。一般的な抗うつ薬は、効果を実感するまでに数週間を要することが多く、その間に不安やつらさが続いてしまうケースも少なくありません。ザズベイは14日間という短期間の投与で症状の改善が確認されており、治療開始後早い段階で変化を評価できる点が特徴です。治療初期の負担を軽減できる可能性があることは、患者さんにとっても医療者にとっても大きな利点といえます。次に、新しい作用機序をもつ点も重要なメリットです。ザズベイはGABA_A受容体に作用し、脳内の神経回路の興奮と抑制のバランスを整えるとされています。これまで主流であったセロトニンやノルアドレナリンに作用する抗うつ薬とは異なる仕組みであるため、従来薬で十分な効果が得られなかった患者さんに対しても、新たな治療選択肢となる可能性があります。さらに、投与期間が限定されている点も特徴の一つです。ザズベイは原則として14日間の短期投与を基本としており、長期間にわたり毎日服薬を続ける必要はありません。服薬期間が明確であることは、治療計画を立てやすく、服薬管理が負担になりやすい患者さんにとって導入しやすい要素といえます。また、症状の経過に応じて再投与を検討できる治療設計である点もメリットです。一定の休薬期間を設けたうえで再度使用できるため、患者さんの状態に合わせた柔軟な治療が可能になります。このように、ザズベイカプセルは「早期効果」「新しい作用機序」「短期投与」という特徴を併せ持ち、うつ病治療の選択肢を広げる薬剤です。従来治療を補完する位置づけで、患者さん一人ひとりの状況に応じた治療を考えるうえで、有用な選択肢の一つといえるでしょう。
ザズベイカプセル(一般名:ズラノロン)は、新しい作用機序をもつ抗うつ薬として注目されていますが、使用にあたっては安全性や注意点を十分に理解しておくことが重要です。新薬であるからこそ、効果だけでなくリスクについても正しく把握したうえで治療に臨む必要があります。まず、安全性についてですが、臨床試験では一定の有効性とともに、比較的忍容性の高い薬剤であることが示されています。ただし、副作用が全くないわけではありません。報告されている主な副作用としては、眠気、めまい、頭痛、倦怠感などが挙げられます。これらは投与開始初期や服用中にみられることが多く、日常生活への影響が出る場合もあります。特に眠気やふらつきが出現した場合は、無理をせず医師に相談することが大切です。また、ザズベイは中枢神経系に作用する薬剤であるため、自動車の運転や危険を伴う作業には注意が必要です。服用期間中は判断力や反応速度が低下する可能性があり、日常生活での行動にも配慮が求められます。患者さんには、服用中の生活上の注意点を事前に説明することが重要です。次に、併用薬への注意も欠かせません。特に睡眠薬や抗不安薬、アルコールなど、中枢神経を抑制する作用をもつものと併用すると、眠気や意識障害が強く出る可能性があります。現在服用している薬がある場合は、必ず医師や薬剤師に伝える必要があります。さらに、ザズベイは14日間の短期投与を基本とする薬剤であり、自己判断での継続や中断は避けるべきです。症状の改善がみられても、医師の指示なく服用を中止したり、逆に延長したりすることは望ましくありません。治療効果や副作用の評価を行いながら、計画的に使用することが求められます。このように、ザズベイカプセルは適切に使用すれば有用な治療選択肢となりますが、安全に使用するためには副作用や生活上の注意点を理解し、医師の管理のもとで治療を進めることが重要です。新しい薬だからこそ、慎重で丁寧な対応が求められます。
ザズベイカプセル(一般名:ズラノロン)は、従来の抗うつ薬とは異なる作用機序をもつ新しい治療薬であり、特定の背景をもつ患者に適した選択肢となります。特に、うつ症状に対して比較的早期の改善が求められる患者に向いている薬剤といえます。従来の抗うつ薬は効果が現れるまでに数週間を要することが多いのに対し、ザズベイは短期間の投与で症状改善が期待できる点が特徴です。また、これまでの抗うつ薬で十分な効果が得られなかった患者や、副作用のために継続が難しかった患者にとっても、検討される場合があります。作用点が異なるため、SSRIやSNRIなどで効果不十分であった症例において、新たな選択肢となる可能性があります。一方で、ザズベイは14日間の短期投与を基本とする薬剤であるため、長期的な維持療法を単独で担う薬ではありません。そのため、症状がある程度安定した後の治療計画を立てられる患者、すなわち他の抗うつ薬や心理療法と組み合わせた治療が可能な患者に適しています。さらに、服用中に眠気やふらつきが出ることがあるため、生活上の注意を守れる患者であることも重要です。自動車運転や危険作業を控える必要性を理解し、医師の指示に従えることが前提となります。このように、ザズベイカプセルは即効性を重視した治療が必要な場合や、既存治療で十分な効果が得られなかった患者に適した薬剤であり、個々の病状や生活背景を踏まえたうえで慎重に選択される治療薬といえます。
うつ病治療はこれまで、SSRIやSNRIなどの薬剤が主役でしたが、新たな作用機序を持つザズベイの登場により、治療の幅が広がる可能性が出てきました。患者さんによっては従来の治療で効果が不十分な場合もあるため、多様な薬剤の選択肢が存在すること自体が治療成績の向上につながります。また、治療開始後早期の効果や再投与可能性が確認されている点は、日本のうつ病患者さんにとって希望となる情報です。
ザズベイカプセル(ズラノロン)は、新規作用機序と即効性が期待される経口うつ病治療薬として、日本国内で製造販売承認を取得しました(2025年12月22日)。
従来治療では数週間かかる効果発現が、短期間での改善が期待できる可能性が示されており、うつ病治療のアンメットニーズに応える新たな選択肢として期待されています。
実際の治療にあたっては、患者さん一人ひとりの症状や背景、既往歴に応じて専門医と相談しながら最適なプランを検討することが重要です。
監修 医師:今野正裕
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