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「しっかり寝ているはずなのに疲れが取れない」「休日に休んでも、月曜日にはもうぐったりしている」「年齢のせいだと思ってきたが、どうもおかしい」——このような“いつまでも改善しない疲労感”に悩んでいませんか。
疲れは誰にでも起こる身近な症状ですが、本来は休養や睡眠によって回復するものです。それにもかかわらず、数週間、あるいは数か月以上にわたってだるさや倦怠感が続く場合、その背景には単なる疲れでは説明できない原因が隠れていることがあります。
慢性的な疲労感は、睡眠の質の低下やストレス、生活習慣の乱れだけでなく、貧血や甲状腺の病気、糖尿病、自律神経の不調、さらには心の不調など、さまざまな病気のサインとして現れることも少なくありません。「忙しいから」「気のせいだろう」と放置してしまうことで、本来治療が必要な状態を見逃してしまうケースもあります。
本記事では、いつまでも改善しない慢性的な疲労感の正体とは何なのか、その主な原因と注意すべきポイント、医療機関を受診すべき目安について分かりやすく解説します。
疲労とは、身体や心にかかる負荷が積み重なることで、活動するためのエネルギーや集中力が低下した状態を指します。仕事や家事、運動、精神的ストレスなどによって身体を使い続けると、筋肉や脳には疲労物質が蓄積し、一時的にパフォーマンスが落ちます。このような疲労は、十分な睡眠や休養を取ることで回復するのが通常です。
しかし、休んでも回復しない、朝起きた時からすでにだるい、日中も常に疲れを感じるといった状態が続く場合、それは単なる「一時的な疲れ」ではなく、慢性的な疲労と考えられます。慢性疲労では、身体だけでなく脳や自律神経、ホルモン、免疫の働きにも影響が及び、全身のバランスが崩れていることが少なくありません。
疲労は「年齢のせい」「気合が足りない」と誤解されがちですが、実際には身体が発している重要な警告サインです。疲労の仕組みを正しく理解することは、不調の原因を見極め、適切な対処や受診につなげる第一歩となります。
慢性的な疲労感の原因として非常に多いのが、睡眠の質の低下です。睡眠時間を確保していても、眠りが浅い、夜中に何度も目が覚める、朝起きたときに熟睡感がないといった状態では、脳や身体は十分に回復できません。その結果、日中に強いだるさや集中力の低下を感じやすくなります。
睡眠の質を低下させる要因には、就寝前のスマートフォンやパソコンの使用、寝る直前のアルコール摂取、不規則な生活リズムなどが挙げられます。また、いびきや睡眠時無呼吸症候群、夜間頻尿、むずむず脚症候群などの病気が背景にあることもあり、本人は十分眠っているつもりでも、実際には睡眠が分断されている場合があります。
睡眠の質が低い状態が続くと、自律神経のバランスが崩れ、疲労が回復しにくい悪循環に陥ります。「長く寝ているのに疲れが取れない」と感じる場合は、睡眠の量だけでなく質にも目を向けることが重要です。
慢性的な疲労感の背景には、栄養バランスの乱れが関与していることも少なくありません。私たちの身体は、食事から摂取した栄養素を使ってエネルギーを作り出しています。そのため、必要な栄養が不足すると、十分に休んでいても疲れやすい状態が続いてしまいます。
特に不足しやすいのが、タンパク質、鉄分、ビタミンB群です。タンパク質は筋肉や臓器、ホルモンの材料となり、鉄分は全身に酸素を運ぶ役割を担っています。また、ビタミンB群はエネルギー代謝に欠かせない栄養素で、これらが不足すると、だるさや倦怠感、集中力低下を感じやすくなります。極端なダイエットや食事回数の少なさ、外食や加工食品に偏った食生活が続くと、知らないうちに栄養不足に陥ることがあります。慢性的な疲労が続く場合は、生活習慣だけでなく、日々の食事内容を見直すことも重要です。
慢性的な疲労感は、運動量の不足や、逆に過度な運動によって引き起こされることがあります。運動不足の状態が続くと、筋力や持久力が低下し、血流も悪くなります。その結果、少し体を動かしただけでも疲れやすくなり、だるさが慢性化しやすくなります。また、身体活動が少ないことで自律神経の働きが乱れ、疲労の回復が妨げられることもあります。
一方で、激しい運動や長時間のトレーニングを休養を取らずに続けている場合も注意が必要です。身体の回復が追いつかない状態では、筋肉や神経に負担が蓄積し、常に疲労感を抱えることになります。特に、睡眠や栄養が不十分なまま運動を続けると、慢性疲労に陥りやすくなります。
適度な運動は疲労回復に有効ですが、量や強度が合っていないと逆効果になることもあります。自分の体力に合った運動と十分な休養のバランスが、慢性疲労を防ぐ重要なポイントです。
慢性的な疲労感の原因として、精神的なストレスが大きく関与していることも少なくありません。仕事や人間関係、家庭内の問題などによるストレスが長期間続くと、自律神経のバランスが乱れ、身体は常に緊張した状態になります。その結果、十分に休んでいるつもりでも脳や身体が回復できず、だるさや倦怠感が慢性化してしまいます。
精神的ストレスが強い状態では、交感神経が優位となり、眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなったりすることが多くみられます。また、食欲不振や胃腸症状、頭痛、動悸など、疲労感以外の身体症状として現れることもあります。
さらに、ストレスが続くことで気分の落ち込みや意欲の低下、集中力低下を伴う場合、うつ病や適応障害などの心の不調が背景にあることも考えられます。「疲れが抜けない」「やる気が出ない状態が続く」と感じた場合には、身体だけでなく心の状態にも目を向け、医療機関で相談することが重要です。
慢性的な疲労感の背景に、うつ病や適応障害といった心の病気が隠れていることもあります。これらの疾患では、気分の落ち込みや不安だけでなく、強い疲労感や倦怠感が身体症状として現れることが少なくありません。十分に休養を取っていても「常に体が重い」「何もしていないのに疲れる」と感じるのが特徴です。
うつ病や適応障害では、睡眠障害や食欲の変化、集中力や判断力の低下、意欲の低下などを伴うことが多く、仕事や家事など日常生活に支障が出てきます。特に、以前は問題なくできていたことがつらく感じられるようになった場合には注意が必要です。これらの症状は、本人の性格や気の持ちようの問題ではなく、脳の働きの変化によって起こる病気です。「疲れているだけ」と我慢せず、疲労感が長く続き、気分の落ち込みや生活への影響がみられる場合には、早めに医療機関で相談することが大切です。
慢性的な疲労感の原因として、貧血が関与していることは少なくありません。貧血とは、血液中の赤血球やヘモグロビンが不足し、全身に十分な酸素を運べなくなった状態を指します。酸素供給が低下すると、身体はエネルギーを効率よく作れなくなり、少し動いただけでも疲れやすくなります。
特に多いのが鉄欠乏性貧血で、月経のある女性や、食事量が少ない方、偏った食生活をしている方にみられやすい傾向があります。疲労感や倦怠感のほか、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみ、頭痛などの症状を伴うこともありますが、軽度の場合は自覚症状が乏しいこともあります。
貧血は血液検査で診断が可能で、適切な治療により改善が期待できます。「疲れやすさが続く」「以前より体力が落ちた」と感じる場合には、原因の一つとして貧血を疑い、医療機関での検査を受けることが大切です。
慢性的な疲労感の原因として、甲状腺の病気が関与していることもあります。甲状腺は首の前側にある小さな臓器で、全身の代謝を調節する甲状腺ホルモンを分泌しています。このホルモンの分泌量に異常が生じると、身体のエネルギー消費のバランスが崩れ、疲労感やだるさが現れやすくなります。
甲状腺機能低下症では、代謝が低下することで、強い倦怠感、寒がり、体重増加、むくみ、便秘などの症状がみられます。一方、甲状腺機能亢進症では、動悸や手の震え、発汗過多、体重減少といった症状とともに、疲れやすさを感じることがあります。
これらの症状は他の不調と見分けがつきにくく、「年齢のせい」「疲れているだけ」と見過ごされがちです。甲状腺の病気は血液検査で診断でき、治療により症状の改善が期待できます。慢性的な疲労感が続く場合には、原因の一つとして甲状腺疾患も考慮することが大切です。
慢性的な疲労感の原因として、糖尿病が関与している場合があります。糖尿病では血糖値が高い状態が続くことで、体内の糖をエネルギーとしてうまく利用できなくなり、身体は常にエネルギー不足の状態に陥ります。その結果、十分に休んでいてもだるさや疲れやすさを感じやすくなります。
糖尿病による疲労感は、徐々に進行することが多く、「最近疲れやすい」「集中力が続かない」といった軽い不調として始まることも少なくありません。喉の渇き、多飲、多尿、体重減少などの症状を伴うこともありますが、初期には自覚症状が乏しい場合もあります。
糖尿病は放置すると、血管や神経、腎臓などにさまざまな合併症を引き起こす可能性があります。慢性的な疲労感が続き、生活習慣病のリスクがある場合には、原因の一つとして糖尿病を疑い、早めに医療機関で検査を受けることが大切です。
慢性的な疲労感の原因として、感染症や体内の慢性炎症が関与していることもあります。風邪やインフルエンザ、ウイルス感染の後に体調が戻らず、だるさや疲れやすさが長引くケースは少なくありません。このような状態では、表面的な症状が改善していても、体内では免疫反応が続いており、疲労感として現れることがあります。
また、慢性的な炎症性疾患や自己免疫疾患では、はっきりした痛みや発熱がなくても、微熱や全身の倦怠感、関節痛、筋肉痛などが続くことがあります。原因不明の疲労感に加えて、発熱、寝汗、体重減少、痛みなどを伴う場合には注意が必要です。
感染症や慢性炎症が背景にある疲労感は、休養だけでは改善しにくく、原因に応じた治療が必要になります。疲労感が長く続き、体調の変化を感じる場合には、医療機関での検査や評価を受けることが重要です。
慢性的な疲労感は、脳や自律神経の働きとも深く関係しています。自律神経失調症では、疲労感に加え、頭痛、めまい、動悸、胃腸症状など多彩な症状が現れます。
また、睡眠障害や慢性頭痛、脳の機能低下などが背景にある場合もあり、「どこが悪いのかわからない疲れ」として現れることが少なくありません。
慢性疲労症候群(Myalgic Encephalomyelitis/Chronic Fatigue Syndrome:ME/CFS)は、十分な休養や睡眠を取っても改善しない強い疲労感が長期間続き、日常生活に大きな支障をきたす病気です。一般的には6か月以上続く著しい疲労が特徴で、仕事や学業、家事などが以前のように行えなくなるほど症状が重くなることもあります。ME/CFSの大きな特徴の一つが、「労作後倦怠感」と呼ばれる症状です。これは、少し体や頭を使っただけでも、翌日以降に強い疲労や体調悪化が現れる状態で、休んでも回復に時間がかかります。加えて、微熱、筋肉痛や関節痛、頭痛、集中力や思考力の低下、睡眠障害など、さまざまな症状を伴うことがあります。
原因はまだ完全には解明されていませんが、ウイルス感染をきっかけに発症する例や、免疫異常、自律神経や脳の機能異常が関与していると考えられています。診断には明確な検査所見がないため、他の病気を除外したうえで、症状や経過を総合的に判断する必要があります。慢性疲労が長く続き、日常生活が著しく制限されている場合には、「気のせい」や「体力不足」と自己判断せず、医療機関での相談が重要です。
慢性疲労症候群(ME/CFS)は、単なる疲れや体力低下と区別がつきにくく、「もう少し様子を見よう」と受診が遅れてしまうことも少なくありません。しかし、適切な評価や支援につなげるためには、早めの医療機関受診が重要です。
まず、十分な休養や睡眠を取っているにもかかわらず、強い疲労感が6か月以上続いている場合は、受診を検討する一つの目安となります。特に、以前は問題なくできていた仕事や家事、外出などが困難になっている場合には注意が必要です。
また、少し体を動かしたり、集中して考えたりした後に、翌日以降に強い疲労や体調悪化が出現する「労作後倦怠感」がある場合も、ME/CFSを疑う重要なサインです。加えて、微熱、筋肉痛や関節痛、頭痛、思考力・集中力の低下、睡眠を取っても回復しない感覚などが複数みられる場合には、自己判断せず医師に相談することが望まれます。
さらに、体重変動、発熱、動悸、息切れ、貧血症状などを伴う場合には、他の内科的疾患が隠れている可能性もあるため、早めの受診が必要です。初診は内科が基本となり、必要に応じて専門医や専門外来へ紹介されます。慢性的な疲労が生活に支障をきたしていると感じた時点で、一度医療機関に相談することが大切です。
慢性的な疲労感は、「よくある不調」として見過ごされがちですが、身体や心からの重要なサインである可能性があります。生活習慣の見直しで改善することもありますが、背景に病気が隠れている場合、早期発見・早期対応が大切です。「いつもの疲れ」と思い込まず、気になる状態が続く場合には、ぜひ一度医療機関にご相談ください。
監修 医師:今野正裕
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