メニュー
整形外科はこちら
脳神経内科はこちら
内科はこちら
健康診断はこちら
ワクチンはこちら
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 9:00~ 13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ●※ |
| 午後 15:00~ 18:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 9:00~ 13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ●※ |
| 午後 15:00~ 18:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
24時間365日ご相談を受け付けております!

RSウイルス感染症は、乳幼児の病気として知られている一方で、高齢者にとっても決して軽視できない呼吸器感染症です。年齢を重ねることで免疫力が低下すると、RSウイルスに感染した際に症状が長引いたり、肺炎や気管支炎などの下気道感染症へ進行したりするリスクが高まります。しかし、初期症状は風邪とよく似ており、気づかないうちに重症化してしまうケースも少なくありません。
特に、慢性呼吸器疾患や心疾患、糖尿病などの基礎疾患を持つ高齢者では、RSウイルス感染が入院やその後の体力低下につながることがあり、日常生活や生活の質に大きな影響を及ぼします。こうした背景から、近年では高齢者のRSウイルス感染が新たな健康課題として注目されるようになっています。その中で登場したのが、高齢者のRSウイルス感染を予防するワクチン「アレックスビー」です。これまで有効な予防手段が限られていたRSウイルスに対し、重症化を防ぐ新たな選択肢として期待されています。本記事では、高齢者におけるRSウイルス感染の特徴や注意点を整理しながら、アレックスビーの役割について分かりやすく解説していきます。
RSウイルスは、主に呼吸器に感染するウイルスで、咳やくしゃみ、手指を介した接触によって広がります。日本では秋から冬にかけて流行することが多く、乳幼児の細気管支炎や肺炎の原因としてよく知られています。多くの人は幼少期に一度は感染するといわれており、感染力の強いウイルスです。
成人が感染した場合、多くは軽い風邪のような症状で自然に回復しますが、免疫力が低下している高齢者や基礎疾患を持つ人では注意が必要です。RSウイルスは上気道だけでなく下気道にも感染しやすく、気管支炎や肺炎を引き起こすことがあります。特に高齢者では、発熱が目立たず咳や倦怠感のみで経過することもあり、重症化のサインを見逃しやすい傾向があります。また、RSウイルスは一度感染しても十分な免疫が長期間持続しにくく、何度も再感染することが特徴です。そのため、高齢になってから再び感染し、重い症状を呈することもあります。RSウイルスは「子どもの病気」というイメージが強い一方で、高齢者にとっても重要な呼吸器感染症であり、予防と早期対応が大切です。
高齢者がRSウイルス感染で重症化しやすい最大の理由は、加齢に伴う免疫機能の低下です。年齢を重ねると、ウイルスを排除する免疫反応が弱くなり、感染しても体内でウイルスが長く増殖しやすくなります。その結果、炎症が強く持続し、症状が長引いたり重症化したりする傾向があります。また、高齢者では気道や肺の構造そのものが変化していることも影響します。加齢により気道の弾力性が低下し、痰を排出する力が弱まるため、ウイルスや炎症物質が気道内にたまりやすくなります。これにより、気管支炎や肺炎へ進行しやすくなります。
さらに、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支喘息、心不全、糖尿病、慢性腎臓病などの基礎疾患を有している場合、RSウイルス感染がこれらの病気を悪化させる引き金になることがあります。呼吸状態の悪化や全身状態の低下により、入院治療が必要になるケースも少なくありません。高齢者では発熱が目立たないなど症状が非典型的なことも多く、受診が遅れやすい点も重症化の一因です。このように、免疫・呼吸機能・基礎疾患といった複数の要因が重なり、高齢者はRSウイルスで重症化しやすいと考えられています。
高齢者のRSウイルス感染は、初期には一般的な風邪とよく似た症状から始まることが多く、見分けがつきにくいのが特徴です。主な症状として、咳、鼻水、喉の違和感、全身のだるさなどが挙げられ、発熱はあっても微熱程度にとどまる場合があります。そのため、「年齢のせい」「少し疲れているだけ」と受診が遅れてしまうことも少なくありません。
しかし、症状が進行すると咳が強くなり、痰が増え、息切れや呼吸苦を感じるようになることがあります。特に、階段の昇降や歩行時に息切れが強くなる場合は注意が必要です。RSウイルスは下気道に感染しやすく、気管支炎や肺炎を引き起こすことがあり、これが重症化のサインとなります。
また、高齢者では発熱が目立たない代わりに、食欲低下、活動量の低下、意識がぼんやりするなど、非典型的な症状が現れることもあります。これらの変化は見逃されやすいため、普段と様子が違うと感じた場合には、早めに医療機関へ相談することが重要です。
RSウイルスは単なる風邪として始まることが多いものの、高齢者では気管支炎や肺炎へ進行しやすく、入院治療が必要になるケースも少なくありません。入院や安静期間が長引くことで体力や筋力が低下し、歩行能力や日常生活動作が落ちてしまうことがあります。これにより、フレイル(虚弱)や要介護状態が進行するきっかけになることもあります。
また、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心不全、糖尿病などの基礎疾患を持つ高齢者では、RSウイルス感染がこれらの病気を悪化させ、呼吸不全や全身状態の悪化を招くことがあります。感染後も息切れや咳が長く残り、生活の質が低下する場合もあります。
さらに、介護施設や高齢者施設では集団感染を起こしやすく、複数の入所者が同時に重症化するリスクがあります。このようにRSウイルス感染は、一過性の感染症にとどまらず、高齢者の健康や生活、介護環境にまで大きな影響を及ぼす感染症といえます。
これまでRSウイルスに対する対策は、主に一般的な感染予防策に頼らざるを得ない状況でした。手洗いやマスクの着用、換気、体調不良時の外出を控えるといった基本的な対策は一定の効果がありますが、感染力の強いRSウイルスを完全に防ぐことは困難です。特に高齢者施設や家庭内では、無症状の感染者を介して知らないうちに感染が広がることもあります。
また、RSウイルスに対する特効薬はなく、治療は解熱剤や咳止め、酸素投与などの対症療法が中心です。そのため、発症後にできることには限界があり、重症化を完全に防ぐことは難しいのが現状でした。
さらに、RSウイルスは一度感染しても免疫が長期間持続しにくく、何度も再感染を起こす特徴があります。このため、過去に感染した経験があっても高齢期に再び感染し、重症化する可能性があります。こうした背景から、従来の対策だけでは高齢者のRSウイルス感染を十分に防ぐことが難しいという課題がありました。
アレックスビーは、高齢者のRSウイルス感染を予防するために開発されたRSウイルスワクチンです。主に60歳以上の成人を対象としており、RSウイルスによる下気道感染症の発症や重症化を防ぐことを目的としています。
このワクチンは、RSウイルスの表面に存在する「Fタンパク質」を標的とし、免疫反応を効率よく引き出す設計となっています。これにより、ウイルスが気道細胞に侵入するのを防ぐ抗体が産生されます。
アレックスビーは、高齢者におけるRSウイルス感染の予防を目的として開発されたRSウイルスワクチンです。主に60歳以上の成人を対象としており、RSウイルスによる下気道感染症や重症化を防ぐことを目的に使用されます。これまで有効な予防手段が限られていたRSウイルスに対し、新たな選択肢として注目されています。
アレックスビーは、RSウイルスの表面に存在する「Fタンパク質」を標的としたワクチンです。このタンパク質は、ウイルスが気道の細胞へ侵入する際に重要な役割を担っており、これに対する免疫を誘導することで感染や重症化を抑制します。高齢者でも十分な免疫反応が得られるよう、免疫応答を高める工夫が施されています。
臨床試験では、RSウイルスによる下気道感染症の発症リスクを低下させる効果が示されており、特に肺炎や気管支炎といった重症化しやすい病態の予防が期待されています。アレックスビーは、高齢者のRSウイルス感染対策において、予防医療の新たな柱となるワクチンです。
アレックスビーの副反応としては、接種部位の痛み、腫れ、発赤などの局所反応が比較的多く報告されています。また、倦怠感、頭痛、筋肉痛、発熱などの全身症状が一時的にみられることもあります。
多くの場合、これらの症状は軽度から中等度で、数日以内に自然に改善します。重篤な副反応はまれとされていますが、接種にあたっては医師と相談し、基礎疾患や体調を考慮した判断が重要です。
アレックスビーは、すべての高齢者に一律に必要というわけではありませんが、RSウイルス感染による重症化リスクが高い方に特に接種がすすめられるワクチンです。年齢を重ねることで免疫力は低下するため、60歳以上の高齢者は基本的に接種の対象となります。
特に、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支喘息などの慢性呼吸器疾患を有する方、心不全や虚血性心疾患、糖尿病、慢性腎臓病などの基礎疾患がある方は、RSウイルス感染によって症状が重くなりやすく、入院が必要となるリスクも高まります。このような方では、重症化予防の観点からアレックスビーの接種意義は大きいと考えられます。
また、過去に肺炎で入院した経験がある方や、介護施設・高齢者施設に入所している方も、集団感染のリスクを考慮すると接種を検討する価値があります。一方で、持病の状態や体調、他のワクチン接種との兼ね合いも重要な判断材料となるため、接種にあたっては医師と相談し、自身の健康状態に合った選択をすることが大切です。
高齢者では、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチン、新型コロナワクチンなど、複数のワクチン接種が検討されます。RSウイルスワクチンは、これらを補完する位置づけと考えると理解しやすいでしょう。
それぞれのワクチンが防ぐ病気は異なり、組み合わせて接種することで呼吸器感染症全体のリスクを下げることが期待されます。
RSウイルスは、これまで小児の感染症として軽視されがちでしたが、高齢者にとっては重症化や入院につながる重要な感染症です。加齢や基礎疾患によって免疫力が低下した高齢者では、RSウイルス感染が生活の質や生命予後に大きな影響を与えることがあります。アレックスビーは、高齢者のRSウイルス感染を予防する新しい選択肢として登場したワクチンであり、特に重症化リスクの高い方にとって有用性が期待されています。感染症対策は、「かかってから治す」だけでなく、「かからないように備える」ことが重要です。RSウイルスワクチンについて気になる方は、かかりつけ医に相談し、自身にとって最適な予防策を検討することをおすすめします。
監修 医師:今野正裕
新宿、西新宿の内科、発熱外来、脳神経内科、は西新宿今野クリニックへ。予約はこちら。