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診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前 9:00~ 13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ●※ |
午後 15:00~ 18:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
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よく尿酸が高いと痛風になる、といいますが、尿酸が低いと何か悪いことが起きるのでしょうか?まず尿酸とは何かを説明していきます。
尿酸はプリン体の代謝産物です。
プリン体は、体内の細胞の核酸(DNA・RNA)の一部や、食べ物(特に肉・魚・アルコールなど)に含まれています。
プリン体が分解される最終段階で生じるのが「尿酸」です。
正常なバランスでは、作られる量と排泄される量が釣り合っています。
血液中の尿酸の濃度を「尿酸値」と呼びます。
正常値:おおむね 3.6〜7.0 mg/dL(成人男性)
7.0 mg/dLを超えると「高尿酸血症」と診断されます。
結晶化する
尿酸は水に溶けにくいため、濃度が高すぎると血液中や関節に結晶として沈着します。
主な病気
ここまで尿酸の概要をお話しました。健康診断で「尿酸が高い」と指摘されたことがある方、多いのではないでしょうか。尿酸が高いとは尿酸値が7.0 mg/dL以上、尿酸が低いとは2.0 mg/dL以上のことを言います。尿酸が高いと痛風になりやすいことは、結構有名だと思います。では尿酸が低いと、何か悪いことはあるのでしょうか。解説していこうと思います。
先天性の酵素異常(まれ)
・キサンチン尿症(プリン体を尿酸に変える酵素の欠損 → 尿酸が作れない)
尿酸排泄過剰型
多くは無症状です。しかし一部で、尿路結石(キサンチン結石)、運動後急性腎障害(EIAKI)を認めることがあります。
運動後急性腎障害とは、名前の通り運動をした後に腎臓の障害を認めることです。脱水や解熱鎮痛剤の内服をしていると、よりそれが起こりやすくなります。典型的な症状は、運動して数時間後の腰背部痛、嘔気、嘔吐です。ほとんどのケースは2〜4週間ほどで自然に改善しますが、再発する例もあります。尿路結石の典型的症状は、腰背部痛、血尿です。尿路結石となった場合、鎮痛剤で経過を見ることが多いですが、病態や症状によっては手術となることがあります。
尿酸が低いことによる合併症は、医療従事者の中でもそこまで有名ではありません。この記事をきっかけに周知されたら良いと思っています。
参考:腎性低尿酸結晶診療ガイドライン