メニュー
整形外科はこちら
脳神経内科はこちら
内科はこちら
健康診断はこちら
ワクチンはこちら
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 9:00~ 13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ●※ |
| 午後 15:00~ 18:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 9:00~ 13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ●※ |
| 午後 15:00~ 18:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
24時間365日ご相談を受け付けております!


椎間板ヘルニアは、背骨の骨と骨の間にある椎間板の一部が外側に飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれ、運動障害などを引き起こす病気です。椎間板は、柔らかいゼリー状の髄核と、それを囲む丈夫な線維輪で構成されており、クッションの役割を果たしています。加齢や負荷、姿勢の悪さなどによって線維輪が弱くなると、髄核が外に飛び出し、神経を刺激して症状が現れます。椎間板ヘルニアの症状は、飛び出した椎間板の位置によって異なります。腰椎で起こる腰椎椎間板ヘルニアでは、腰痛とともに下肢の痛みやしびれ、筋力低下が現れることがあります。特に片側の足に強い痛みやしびれが出ることが多く、長時間座ったり前かがみになると症状が悪化することがあります。頚椎椎間板ヘルニアでは、首の痛み、肩や腕のしびれ、手の動かしにくさなどが生じることがあります。症状が進行すると、歩行困難や排尿・排便障害が起こる場合もあり、注意が必要です。
診断は、問診と身体診察に加えて、MRIやCTなどの画像検査によって行われます。MRIは椎間板や神経への圧迫の程度を詳細に確認できるため、治療方針を決定する上で重要です。X線検査は骨の変形やすべり症の有無を確認する際に用いられます。症状の程度や日常生活への影響を総合的に評価して、保存療法か手術療法かが判断されます。
治療はまず保存療法が基本で、痛みや炎症を抑える薬物療法、理学療法、生活指導が行われます。薬物療法では、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や筋弛緩薬、必要に応じて神経ブロック注射などが用いられます。理学療法では、腰や首の負担を減らす姿勢の改善やストレッチ、筋力強化が行われ、症状の軽減や再発予防に役立ちます。また、長時間の座位や重い荷物の持ち上げを避けるなど、日常生活での注意も重要です。保存療法で改善が見られない場合や、麻痺や排尿・排便障害などの重篤な症状がある場合には、手術療法が検討されます。手術では、飛び出した椎間板を取り除き、神経への圧迫を解除します。近年では低侵襲手術が増えており、早期の回復が期待できる場合もあります。
椎間板ヘルニアは、再発することもある病気です。症状が改善しても、姿勢や生活習慣の改善、背筋や腹筋の筋力強化を継続することが予防につながります。正しい知識と早期対応が、痛みの軽減と日常生活の質を維持する鍵となる病気です。