メニュー
整形外科はこちら
脳神経内科はこちら
内科はこちら
健康診断はこちら
ワクチンはこちら
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 9:00~ 13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ●※ |
| 午後 15:00~ 18:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 9:00~ 13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ●※ |
| 午後 15:00~ 18:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
24時間365日ご相談を受け付けております!

風邪が治ってひと安心した矢先、「突然、体に赤い発疹が出て強いかゆみを感じた」「熱も喉の痛みもないのに、じんま疹のような症状が続いている」といった経験はありませんか。実はこのような感冒後に出現するじんま疹は、内科や発熱外来では決して珍しいものではありません。特にウイルス感染をきっかけとして、免疫の働きが一時的に変化することで、皮膚症状としてじんま疹が現れることがあります。患者様の多くは、「飲んでいた薬の副作用ではないか」「アレルギー体質になってしまったのでは」と不安を抱えて受診されます。しかし、感冒後のじんま疹は必ずしも重い病気や薬剤アレルギーを意味するものではなく、多くの場合は一過性で自然に軽快していきます。一方で、薬疹や他の疾患との鑑別が必要なケースもあり、注意が必要です。本記事では、内科・発熱外来の立場から、なぜ風邪の後にじんま疹が起こるのか、どのような経過をたどることが多いのか、受診の目安や治療の考え方について、わかりやすく解説いたします。感冒後の皮膚症状に不安を感じている方にとって、適切な判断の一助となれば幸いです。
じんま疹とは、皮膚に突然赤みを帯びた膨らみが現れ、強いかゆみを伴う皮膚症状を指します。医学的には「蕁麻疹(じんましん)」と呼ばれ、数十分から数時間で跡形もなく消えることが特徴です。しかし、症状が消えた後に別の場所に新たな発疹が出現することも多く、これを繰り返すことで長時間続いているように感じられる場合もあります。じんま疹は、皮膚の中に存在する肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が放出されることで起こります。これにより血管が拡張し、血管から水分が漏れ出すことで皮膚が一時的に腫れ上がります。原因としては、食物や薬剤などのアレルギー反応がよく知られていますが、実際には原因が特定できないケースも多く、感染症、疲労、ストレス、寒暖差などが誘因となることもあります。また、じんま疹は経過によって急性と慢性に分けられ、発症から6週間以内に治まるものを急性じんま疹、6週間以上続くものを慢性じんま疹と呼びます。多くは命に関わる病気ではありませんが、症状が強い場合や繰り返す場合には、内科や皮膚科での評価が重要です。
感冒後にじんま疹が出現する原因として、最も多いのがウイルス感染に伴う免疫反応です。風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスなどの感染症では、体内でウイルスを排除するために免疫系が活性化します。この過程で産生されるサイトカインなどの炎症性物質が、皮膚に存在する肥満細胞を刺激し、ヒスタミンの放出を促すことでじんま疹が生じると考えられています。このタイプのじんま疹は、発熱や咽頭痛などの感冒症状が軽快した後、数日から1週間ほどして出現することが多く、患者様ご自身が「なぜ今になって皮疹が出たのか」と戸惑われることも少なくありません。しかし、これは免疫反応が完全に収束していない段階で起こる現象であり、決して珍しいものではありません。多くの場合、ウイルス感染に伴うじんま疹は一過性で、数日から1~2週間以内に自然軽快します。ただし、かゆみが強い場合や症状が長引く場合には、抗ヒスタミン薬などの治療が必要となることもあり、症状に応じた内科的評価が重要です。
感冒後のじんま疹では、ウイルスそのものではなく、感染後に生じる免疫バランスの乱れが原因となるケースも少なくありません。感染症から回復する過程では、体内の免疫系が活発に働いた状態から徐々に平常へ戻ろうとしますが、この移行期に免疫反応の調整がうまくいかないことがあります。その結果、外的刺激に対して過敏な状態が一時的に続き、じんま疹として症状が現れると考えられています。特に、もともとアレルギー体質の方や、過去にじんま疹を経験したことのある方では、感染後の免疫調整が不安定になりやすく、軽い刺激でも皮膚症状が誘発されることがあります。また、感染による体力低下や睡眠不足、栄養状態の乱れなども、免疫バランスの回復を遅らせる要因となります。このタイプのじんま疹は、特定の食物や薬剤が原因と特定できないことが多く、「思い当たるきっかけがないまま症状が続く」ことが特徴です。多くは時間の経過とともに軽快しますが、症状が反復する場合には、内科や皮膚科での継続的なフォローが望まれます。
感冒後のじんま疹は、ウイルス感染に対する免疫反応だけでなく、発熱や全身の炎症状態そのものが影響して生じる場合もあります。感染症の経過中には体温が上昇し、体内ではさまざまな炎症性物質が分泌されます。これらの変化は、皮膚の血管や神経にも影響を及ぼし、肥満細胞が刺激されやすい状態をつくると考えられています。特に、高熱が数日続いた場合や、強い倦怠感を伴った感染症の後では、体が回復途上にある間も炎症の余韻が残り、わずかな刺激でじんま疹が出現することがあります。入浴や運動、体温の上昇をきっかけに症状が悪化するケースもあり、「熱は下がったのに、かゆみが強くなる」と訴えられる患者様も少なくありません。このようなじんま疹は、発熱や炎症が完全に落ち着くにつれて自然に改善することが多い一方、無理をして体を動かしたり、睡眠不足が続いたりすると長引くこともあります。回復期には安静を心がけ、症状が強い場合には内科的な対症療法を行うことが大切です。
感冒後にじんま疹が出た場合、必ず話題になるのが「薬の副作用ではないか」という点です。実際、抗菌薬や解熱鎮痛薬による薬疹も鑑別が必要です。
感染後じんま疹は、風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などの感染症が軽快した後に出現することが大きな特徴です。発熱や咽頭痛、咳といった感冒症状が落ち着いた数日後から1週間程度で、突然かゆみを伴う発疹が現れ、患者様ご自身が「なぜ治ってから症状が出たのか」と不安に感じられることも少なくありません。皮疹の性状としては、赤みを帯びた膨らみが体のあちこちに出現し、数時間以内に消えたり、場所を変えて再び現れたりする点が特徴的です。発疹自体は跡を残さず消失することが多く、皮膚がただれたり色素沈着を残したりすることは通常ありません。また、発疹の出現と消失を繰り返すため、症状が続いているように感じられることもあります。多くの場合、感染後じんま疹は一過性で、数日から1~2週間以内に自然軽快します。一方で、疲労やストレス、体温上昇をきっかけに症状が増悪することがあり、回復期の体調管理が重要です。症状が長引く場合や全身症状を伴う場合には、他疾患との鑑別のため内科受診が勧められます。
じんま疹様の発疹を認めた際、原因として必ず考慮すべきなのが薬疹です。特に、感冒後に新たな薬を内服している場合には注意が必要です。薬疹は、解熱鎮痛薬、抗菌薬、総合感冒薬などを内服して数時間から数日以内に出現することが多く、薬の開始時期と皮疹の発現時期が近い点が重要な手がかりとなります。皮疹の特徴としては、全身に左右対称に広がる赤い発疹がみられることが多く、じんま疹型の場合は強いかゆみを伴います。また、発疹が比較的持続しやすく、同じ部位に長時間残る点も感染後じんま疹との違いとして挙げられます。顔面や体幹を中心に広がるケースもあり、見た目の変化が急激であることが特徴です。さらに、発熱の再燃、口唇や眼の粘膜症状、全身倦怠感を伴う場合には、重症薬疹の可能性も否定できません。このような場合には、自己判断で内服を継続せず、速やかに医療機関を受診することが重要です。薬疹は早期の中止と適切な対応が予後を大きく左右するため、初期所見を見逃さないことが大切です。
新型コロナウイルス感染症の回復後に、じんま疹が出現するケースが報告されています。発熱や咳、咽頭痛などの急性期症状が軽快した後、数日から1週間ほど経過してから、突然かゆみを伴う発疹が現れることが特徴です。感染が治ったにもかかわらず皮膚症状が出現するため、患者様が強い不安を感じて受診されることも少なくありません。原因としては、ウイルス感染により活性化された免疫反応が、回復期においても持続することが関与していると考えられています。また、新型コロナウイルス感染では全身性の炎症反応が強く出ることがあり、その影響が皮膚の肥満細胞を刺激し、じんま疹を誘発する可能性があります。さらに、治療中に使用した解熱鎮痛薬や咳止め薬などとの関連も鑑別が必要です。多くの場合、コロナ後のじんま疹は一過性で、抗ヒスタミン薬による対症療法で改善します。ただし、症状が長引く場合や、呼吸困難、口唇の腫れなどを伴う場合には、アレルギー反応や他疾患の可能性もあるため、早めの内科受診が勧められます
感冒後のじんま疹の治療は、抗ヒスタミン薬の内服が基本となります。多くの場合、数日〜1週間程度の内服で症状は改善します。
通常の感染後じんま疹では、ステロイドを使用しなくても改善するケースがほとんどです。ただし、かゆみが強く日常生活に支障が出る場合や、症状が長引く場合には、短期間の使用が検討されることもあります。
じんま疹は一過性で自然に軽快することも多い疾患ですが、すべてを様子見でよいわけではありません。特に、感冒や新型コロナウイルス感染後に出現したじんま疹では、背景にある原因を見極めることが重要となります。まず、発疹が数時間から1日程度で消失し、全身状態が良好であれば、経過観察が可能な場合もあります。一方で、強いかゆみが続く、発疹が毎日のように繰り返し出現する、あるいは1週間以上改善しない場合には、内科または皮膚科の受診を検討すべきです。また、発疹の範囲が急速に広がる場合や、抗ヒスタミン薬など市販薬を使用しても症状が軽快しない場合も、医師の判断が必要となります。
感冒後のじんま疹は、ウイルス感染に伴う免疫反応の一環として起こることが多く、決して珍しいものではありません。多くの場合は一過性で、適切な対症療法により自然に軽快します。一方で、薬疹や他疾患との鑑別が必要なケースもあり、症状が強い場合や長引く場合には医療機関での評価が重要です。「風邪の後だから大丈夫」と自己判断せず、不安があれば内科・発熱外来にご相談ください。