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診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午後 15:00~ 18:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
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パーキンソン病は、神経系の進行性疾患で、主に脳内の神経細胞の変性によって引き起こされます。特にドーパミンという神経伝達物質を作る細胞が減少することが原因となり、運動やバランス、協調性に関する様々な症状が現れます。この疾患は、中高年以降に発症することが多く、ゆっくりと進行する特徴を持っています。
パーキンソン病の正確な原因はまだ解明されていませんが、主な要因として以下が挙げられます:
パーキンソン病の症状は、主に運動に関連するものですが、非運動症状も多く含まれます。以下が代表的な症状です:
パーキンソン病の診断は、以下のような方法で行われます。
パーキンソン病の治療には、症状を管理するためにさまざまな薬が使用されます。これらの薬は、ドーパミンの不足を補ったり、ドーパミンの作用を高めたりすることで、症状を改善します。
1. レボドパ(L-ドーパ)
概要: パーキンソン病治療で最も広く使われている薬です。体内でドーパミンに変わる前駆物質で、ドーパミンを補充します。
特徴: 効果が高く、動作の改善に特に有効。
副作用: 長期使用で、ジスキネジア(異常な不随意運動)が現れることがあります。
2. ドーパミンアゴニスト
概要: ドーパミン受容体を刺激し、ドーパミンのような作用を持つ薬です。例: プラミペキソール、ロピニロール、ロチゴチンなど。
特徴: レボドパに比べて持続時間が長いことがあり、初期の治療やレボドパとの併用が行われることが多いです。
副作用: 幻覚や眠気、浮動性めまいなど。
3. MAO-B阻害薬
概要: 脳内でドーパミンを分解する酵素であるモノアミン酸化酵素B(MAO-B)を抑制する薬です。
例: セレギリン、ラサギリン。
特徴: ドーパミンの効果を持続させることで、症状を改善します。
副作用: 軽度の消化器症状や頭痛があることがあります。
4. COMT阻害薬
概要: レボドパが分解されるのを防ぎ、効果を長持ちさせる薬です。
例: エンタカポン、トルカポン。
特徴: レボドパの作用時間を延ばし、オフ時間(薬が効果を失う時間)の短縮に役立ちます。
副作用: 下痢、肝機能障害(トルカポンの場合)など。
5. 抗コリン薬
概要: アセチルコリンの作用を抑えることで、筋肉のこわばりや振戦を改善する薬です。
例: トリヘキシフェニジル、ビペリデン。
特徴: 特に若年性パーキンソン病患者や振戦が主な症状の患者に効果的です。
副作用: 口渇、視力の低下、便秘、認知機能の低下など。
6. NMDA受容体拮抗薬
概要: ドーパミンとグルタミン酸のバランスを調整し、症状を改善する薬です。
例: アマンタジン。
特徴: 特にジスキネジアの治療に使われることが多いです。
副作用: 不眠、幻覚、足の浮腫など。
パーキンソン病に対しては、レボドパが第一選択となることが多いです。効果が乏しい場合、レボドパに加え他剤を追加します。
パーキンソン病の患者が日常生活を快適に送るために、いくつかの工夫が役立ちます:
運動:定期的な運動は、筋肉の柔軟性を保ち、症状の悪化を防ぐのに役立ちます。
バランスを保つ工夫:杖や歩行器を使用する、転びやすい場所に注意するなどの対策が有効です。
栄養管理:バランスの取れた食事が健康維持に役立ち、便秘の予防にもつながります。
ストレス管理:ストレスは症状を悪化させることがあるため、リラックスする時間を大切にすることも重要です。