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肩関節周囲炎

肩関節周囲炎について

肩関節周囲炎は、肩関節を取り巻く筋肉や腱、関節包などの組織に炎症が生じる病気で、一般に「五十肩」や「凍結肩」と呼ばれることもあります。40代以降の中高年に多く発症し、肩の痛みや動かしにくさを特徴としますが、若年者でもスポーツや外傷が原因で起こることがあります。肩関節は、肩甲骨と上腕骨で構成され、広い可動域を持つ反面、関節包や腱板などが損傷しやすい構造になっています。このため、加齢や生活習慣による負担、外傷や長時間の同一姿勢などが引き金となり、炎症や癒着が生じることがあります。症状は、肩の痛みと運動制限が中心です。初期には肩の前方や外側に鈍い痛みが生じ、夜間や就寝中に痛みが強くなることがあります。症状が進行すると、肩を上げたり後ろに回したりする動作が困難となり、日常生活で衣服の着脱や髪を洗う、物を棚に上げるといった動作に支障が出ます。痛みは数週間から数か月続くこともあり、自然に軽快することもありますが、慢性化すると関節可動域が制限され、生活の質に大きく影響する場合があります。

診断は、問診や身体検査、画像検査を組み合わせて行われます。問診では、症状の経過や生活習慣、既往歴を確認します。身体検査では、肩の動かせる範囲や痛みの部位を評価し、他の肩疾患との鑑別を行います。必要に応じてX線やMRIで関節の変形や腱板損傷の有無を確認し、より正確な診断に役立てます。

治療は主に保存療法が中心です。急性期には、痛みの軽減を目的に安静やアイシング、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの薬物療法が行われます。痛みが落ち着いた後は、肩関節の可動域を回復させるための理学療法やストレッチ、筋力強化が重要です。日常生活での肩への負担を減らす姿勢や動作の指導も行われます。重症例や保存療法で改善が見られない場合には、関節内注射や関節鏡を用いた手術療法が検討されることもあります。

肩関節周囲炎は、自然に改善することもありますが、放置すると可動域制限が残ることがあります。そのため、早期に適切な診断と治療を行い、日常生活での負担を避けながらリハビリを継続することが重要です。肩の痛みや動かしにくさを感じた場合は、自己判断せずに医療機関で相談することが回復への近道となります。

肩の痛みや動かしにくさが続く場合、肩関節周囲炎を疑うことがあります。肩関節周囲炎は、一般に「五十肩」とも呼ばれ、中高年に多くみられる病気です。肩関節周囲炎が疑われる場合は、整形外科を受診するのが基本です。整形外科は、骨や関節、筋肉、腱、靱帯など運動器の病気やけがを専門に診療する診療科です。肩関節周囲炎では、肩関節の周囲に炎症が起こり、痛みや可動域の制限が生じます。整形外科では、診察や画像検査を行い、腱板断裂や石灰沈着性腱炎など、他の病気との区別を行います。肩関節周囲炎の症状は、腕を上げにくい、服の着脱がつらい、夜間に痛みが強くなるなどが特徴です。痛みが強い時期と、動かしにくさが目立つ時期があり、経過とともに症状が変化することがあります。肩の痛みや動かしづらさが長引く場合は、自己判断せず、整形外科で相談することが大切です。早めの受診が、回復を助けることにつながります。