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脳出血

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脳出血とはなにか?なぜ出血が起きる?

脳出血とは、脳の中の血管が破れて出血し、脳の組織内に血液が広がる病気です。出血によって脳細胞が直接障害を受けるだけでなく、たまった血液が周囲の脳を圧迫することでさらに機能障害が進みます。脳は頭蓋骨という硬い骨に囲まれているため、出血で容積が増えると逃げ場がなく、急速に頭の中の圧力が上昇します。その結果、意識障害や麻痺などの重い症状が突然現れるのが特徴です。

出血が起きる主な原因は、高血圧による血管のダメージです。長年にわたって高い血圧が続くと、脳の細い血管の壁がもろくなり、ちょっとしたきっかけで破れやすくなります。特に深部の小さな血管は影響を受けやすく、高血圧性脳出血と呼ばれるタイプが多くみられます。そのほか、脳動脈の異常や血管奇形、アミロイドという物質が血管壁に沈着することによる血管の脆弱化も原因となります。また、抗凝固薬の使用、血液の病気、外傷などが引き金になることもあります。過度の飲酒や喫煙も血管に負担をかけ、出血のリスクを高めます。

脳出血は突然発症することが多く、激しい頭痛、片側の麻痺、ろれつが回らない、意識がもうろうとするなどの症状が見られた場合は、速やかな医療機関の受診が必要です。出血の原因を理解し、特に高血圧の管理を徹底することが、予防において最も重要とされています。

脳出血の原因とリスク。どんな人がなりやすい?

脳出血の最大の原因は高血圧です。長期間にわたって血圧が高い状態が続くと、脳の細い血管の壁が徐々にもろくなり、破れやすくなります。特に血圧のコントロールが不十分な人では、ある日突然血管が破綻し、出血を起こすことがあります。高血圧は自覚症状が少ないため、気づかないままリスクが高まっている場合も少なくありません。そのほかのリスク要因としては、過度の飲酒や喫煙があります。これらは血管に慢性的なダメージを与え、血圧を上昇させるため、出血の危険性を高めます。高齢者では血管自体が老化し、弾力が低下しているため発症しやすくなります。また、抗凝固薬や抗血小板薬を服用している人は、出血が起きた際に止まりにくい傾向があります。さらに、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病も血管を傷つける要因となります。家族に脳卒中の既往がある人も注意が必要です。日頃から血圧管理と生活習慣の改善を意識することが、脳出血予防の鍵となります。

脳出血の症状は多彩です。注意サインは?

脳出血の症状は、出血する部位や量によってさまざまですが、多くは突然発症するのが特徴です。代表的な症状は、片側の手足や顔の麻痺、しびれ、力が入らないといった運動障害です。ろれつが回らない、言葉が出にくい、相手の話が理解できないなどの言語障害もよくみられます¥また、激しい頭痛が突然起こることも重要なサインです。これまで経験したことのない強い頭痛や、急に始まった持続する頭痛は注意が必要です。吐き気や嘔吐を伴うこともあり、意識がもうろうとする、呼びかけへの反応が鈍くなるといった意識障害が出る場合もあります。そのほか、視野が欠ける、物が二重に見える、強いめまいで立てないなどの症状が現れることもあります。ポイントは「突然」「片側」「強い頭痛」です。これらの症状が少しでも見られたら、様子を見ずにすぐ救急要請を行うことが重要です。早期対応が後遺症を最小限に抑える鍵となります。

怖い脳出血、どうやって診断する?

脳出血が疑われる場合、診断で最も重要なのは迅速な画像検査です。突然の麻痺や激しい頭痛、意識障害などがみられた場合、まず救急搬送され、頭部CT検査が行われます。CTは短時間で撮影でき、出血の有無をすぐに確認できるため、急性期の診断に非常に有効です。脳出血では、出血した部分が白く映り、出血の場所や広がり、量を把握することができます。必要に応じてMRI検査を行うこともあります。MRIはより詳細な画像が得られ、出血の原因や周囲の脳組織への影響を評価するのに役立ちます。また、血管の異常が疑われる場合には、MRAやCTアンギオグラフィーなどで血管の状態を詳しく調べます。あわせて血液検査も行われ、血液の凝固機能や炎症反応、基礎疾患の有無を確認します。問診では発症時刻や既往歴、服薬状況などが重要な情報となります。脳出血は時間との勝負であり、迅速かつ正確な診断がその後の治療方針を左右します。

脳出血の治療は、薬?手術?

脳出血の治療は、出血の量や場所、意識状態、全身状態によって方針が決まります。すべての患者に手術が必要というわけではなく、まずは全身管理と出血拡大の防止が基本となります。軽度から中等度の出血で、生命に直ちに危険がない場合は、薬による保存的治療が中心です。最も重要なのは血圧の厳格なコントロールで、再出血を防ぐために降圧薬を用います。また、脳のむくみを抑える薬を使用し、頭蓋内圧の上昇を防ぎます。抗凝固薬を服用している場合は、その作用を打ち消す治療も行われます。一方で、出血量が多い場合や、血の塊が脳を強く圧迫している場合、意識障害が進行している場合には手術が検討されます。開頭して血腫を取り除く方法や、内視鏡やカテーテルを用いて血腫を吸引する方法があります。特に小脳出血などでは早期手術が重要になることもあります。急性期を乗り越えた後は、後遺症の改善を目指してリハビリテーションを行います。治療は迅速な判断と個々の状態に応じた対応が鍵となります。

怖い脳出血を予防する方法はあるか?

脳出血を予防するうえで最も重要なのは、血圧の管理です。高血圧は最大の危険因子であり、日頃から定期的に血圧を測定し、基準値を超える場合は医師の指導のもとで適切に治療を受けることが大切です。処方された降圧薬を自己判断で中断せず、継続して服用することが再発防止にもつながります。生活習慣の改善も欠かせません。塩分を控えたバランスのよい食事、適度な運動、体重管理を心がけることで血圧の安定が期待できます。過度の飲酒は血圧を上昇させるため控えめにし、喫煙は血管を傷つけるため禁煙が望まれます。さらに、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病を適切に管理することも重要です。定期的な健康診断を受け、自分の体の状態を把握しておくことが、怖い脳出血を防ぐ第一歩となります。

西新宿今野クリニックでは、脳神経内科の立場から脳出血が疑われる症状の早期発見と適切な対応に努めています。突然の激しい頭痛、手足の麻痺、意識障害などの症状がみられる場合には、速やかに評価を行い、必要に応じて画像検査が可能な医療機関へ迅速に紹介します。また、高血圧や動脈硬化など脳出血の主な危険因子の管理にも力を入れ、再発予防のための薬物治療や生活習慣の指導を行い、地域の脳卒中予防に貢献しています。

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