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ギラン・バレー症候群は、自己免疫反応によって末梢神経が障害される急性の神経疾患です。本来、免疫は体を守るために働きますが、ギラン・バレー症候群では何らかのきっかけで免疫が自分の神経を攻撃してしまいます。特に末梢神経の髄鞘と呼ばれる神経を覆う膜が損傷されることで、神経の電気信号の伝達が妨げられます。病態としては、まず手足のしびれや力が入りにくくなる感覚障害や運動障害が現れます。多くの場合、症状は足先から始まり、徐々に腕や体幹に広がります。進行すると、呼吸に関わる筋肉も影響を受け、人工呼吸が必要になることもあります。神経伝達が障害されることで反射が消失したり、歩行困難になることもあります。発症のきっかけとしては、ウイルスや細菌による感染症が報告されており、感染後数日から数週間で症状が出ることが多いです。自己免疫が末梢神経の構造を攻撃することで神経信号の伝達が遅れ、全身の筋力低下や感覚異常として症状が現れるのがギラン・バレー症候群の特徴です。
ギラン・バレー症候群の正確な原因は完全には解明されていませんが、自己免疫反応による末梢神経への攻撃が中心と考えられています。多くの症例は、カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)による胃腸感染、インフルエンザ、風邪、サイトメガロウイルス、EBウイルスなどのウイルス感染後に発症することがあります。また、ワクチン接種や手術がきっかけになることも報告されていますが、頻度は非常に低いです。リスク要因としては、過去の感染症や免疫系の異常、年齢や性別が挙げられます。男性は女性より発症率がわずかに高く、50歳以上で重症化しやすい傾向があります。さらに、遺伝的要因や基礎疾患が直接の原因になることは少ないものの、免疫のバランスが崩れやすい状態は発症リスクに影響する可能性があります。感染症の後、数日から数週間の間に自己免疫反応が活性化し、神経障害が急速に進行することが知られています。
ギラン・バレー症候群は急性の進行性疾患であり、症状は比較的短期間で現れます。初期症状としては、手足のしびれやピリピリ感、軽度の筋力低下が多く報告されます。その後、下肢から上肢にかけて筋力低下が進行し、歩行困難や立ち上がり困難が生じることがあります。筋力低下は左右対称に現れることが多く、日常生活動作が著しく制限されることもあります。
進行すると、顔面の筋肉や嚥下筋、呼吸筋に影響が及ぶことがあります。呼吸筋が障害されると、自力呼吸が困難になり、人工呼吸器による管理が必要になることがあります。感覚症状としては、触覚の鈍化、痛み、振動感覚の低下なども現れ、歩行や手作業に影響します。自律神経にも影響が及ぶことがあり、血圧の変動、頻脈、発汗異常、排尿障害などの症状が現れる場合があります。
症状の進行速度や重症度は個人差がありますが、一般的には発症後2〜4週間で最も症状が悪化し、その後回復期に入ることが多いとされています。軽症例では日常生活に大きな支障が出ない場合もありますが、重症例では長期的なリハビリや医療介入が必要です。
ギラン・バレー症候群の診断は、症状の特徴と神経学的検査、検査データの総合評価によって行われます。まず医師は、急速に進行する四肢の筋力低下や感覚障害、反射の低下、左右対称性などの症状を確認します。発症前に感染症があったかどうかも重要な情報です。
神経伝導速度検査(NCS)や筋電図(EMG)によって、末梢神経の伝導速度低下や筋肉の反応異常を評価します。髄液検査では、蛋白濃度が上昇しているにもかかわらず細胞数は正常という特徴的な「蛋白細胞解離」が認められることがあります。これらの所見はGBSの診断に有用です。また、MRIで脊髄や神経根の炎症所見を確認することもありますが、必須ではありません。
診断は他の神経疾患、例えば多発性硬化症、急性脊髄炎、末梢神経障害などとの鑑別も重要です。症状の進行速度、神経学的所見、検査結果を総合して診断が行われます。
ギラン・バレー症候群の治療は、早期の免疫療法と症状に応じた支持療法が中心です。代表的な免疫療法には、免疫グロブリン大量静注(IVIg)や血漿交換があり、自己免疫反応を抑えることで神経障害の進行を防ぎます。治療は発症からできるだけ早期に開始することが効果的です。
支持療法では、呼吸筋障害がある場合には人工呼吸器による管理が必要です。痛みやしびれに対して鎮痛薬が用いられることもあります。また、循環管理や栄養管理、排尿・排便管理も重要です。症状が安定した後は、理学療法や作業療法によるリハビリテーションが行われ、筋力回復や日常生活動作の改善を目指します。重症例では数か月にわたるリハビリが必要となることがあります。
薬物療法は根本的な治療薬が確立していませんが、症状や合併症に応じて適切に管理することが重要です。回復期では、筋力の低下や歩行障害、感覚障害の改善をサポートするリハビリが生活の質を維持する上で不可欠です。
ギラン・バレー症候群の明確な予防法は確立されていませんが、感染症対策や健康管理が発症リスクを下げる可能性があります。手洗いやうがい、ワクチン接種などの感染症予防は重要です。発症後は、急速に症状が進むことがあるため、初期のしびれや筋力低下を感じた場合は早期に医療機関を受診することが大切です。日常生活では、症状の進行中は転倒防止や誤嚥防止の環境整備が重要です。重症例ではベッドや歩行器、手すりなどの補助具が必要になる場合があります。また、リハビリを継続的に行うことで、筋力回復や関節拘縮の予防が可能です。回復期には無理のない運動や生活リズムの維持、栄養バランスの管理が、再発や二次的合併症の予防に役立ちます。GBSは急性期に重篤化する可能性がある疾患ですが、早期診断と適切な治療、リハビリを組み合わせることで、多くの患者が日常生活に復帰することが可能です。家族や医療者との連携を密にし、症状の進行に応じた支援を行うことが、生活の質を維持するために非常に重要です。
西新宿今野クリニックでは、手足のしびれや力が入りにくい、歩きにくいなどの症状からギラン・バレー症候群が疑われる場合、脳神経内科の視点で丁寧に診察を行います。神経学的診察をもとに病状を評価し、必要に応じて神経伝導検査や入院治療が可能な専門医療機関へ迅速に紹介します。重症化を防ぐため早期診断を重視し、地域の医療機関と連携しながら適切な治療につなげる体制を整えています。
新宿、西新宿の内科、発熱外来、脳神経内科、は西新宿今野クリニックへ。
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