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初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
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ギラン・バレー症候群は、免疫反応によって末梢神経が障害される急性の神経疾患です。感染症のあとに手足のしびれや、典型例では足から始まる筋力低下が現れ、症状が腕、顔、呼吸や飲み込みに関わる筋肉へ広がる場合があります。急速に進行すると重症化する可能性があるため、早急な医療評価が重要です。診療は脳神経内科が中心となります。
呼吸障害、嚥下障害、歩行不能、急速な筋力低下がある場合は、自宅で様子を見たり通常外来の予約日を待ったりせず、救急要請を含め入院可能な医療機関での評価を検討してください。
ギラン・バレー症候群では、感染症などをきっかけとした免疫反応が自分の末梢神経へ影響し、神経信号が筋肉や感覚器へうまく伝わりにくくなると考えられています。神経を覆う髄鞘が主に障害される脱髄型だけでなく、神経線維である軸索が主に障害される軸索型など複数の病型があります。
発症頻度は高くありませんが、短期間で症状が変化し、呼吸・循環管理が必要になる場合があるため、緊急性を適切に判断することが重要です。
発症前に、かぜのような上気道感染や胃腸炎などがみられることがあります。先行感染としてカンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)や、さまざまなウイルス感染などが関係する場合があります。
ただし、感染した方の大部分がギラン・バレー症候群を発症するわけではありません。感染症状がなく発症する例もあり、特定の感染だけを原因と決めつけることはできません。
典型例では下肢優位に始まり、上方へ広がる筋力低下がみられますが、必ず足から始まるとは限りません。手足のしびれだけでも原因は多岐にわたるため、症状の広がり、筋力、反射などを評価します。
症状は数日から数週間にかけて進行することがありますが、時間経過には個人差があり、短時間で悪化する方もいます。「一定の日数が過ぎれば悪化しない」と自己判断することはできません。筋力低下が広がる、歩行が難しくなる場合は早急な評価が必要です。
呼吸筋に麻痺が及ぶと、自力で十分に呼吸できず、人工呼吸管理が必要になる場合があります。息苦しさ、深く息を吸いにくい、声が弱いなどがあれば緊急評価が必要です。呼吸状態の安全性をご本人だけで判断しないでください。
飲み込みにくい、むせる、ろれつが回らない、声が出しにくい場合は、誤嚥や呼吸への影響を含めて評価します。急に悪化している場合は救急医療を優先してください。関連する症状は飲み込みにくさのページもご確認ください。
顔の両側または片側に力が入りにくくなり、目を閉じにくい、口元を動かしにくいなどの症状が現れる場合があります。嚥下や呼吸症状の有無も合わせて確認します。
自律神経が障害されると、頻脈・徐脈、不整脈、血圧の大きな変動、発汗異常、排尿障害、便秘などの消化管運動障害が生じる場合があります。重症例では循環状態が不安定になり、継続的な監視と入院管理が必要になることがあります。
フィッシャー症候群はギラン・バレー症候群に関連する病気で、眼球を動かしにくい、ふらつく・まっすぐ歩きにくいなどの運動失調、腱反射の低下を特徴とします。すべての症状がそろうとは限らず、ほかの脳・神経疾患との鑑別が必要です。
一部のワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されることがありますが、発症はまれで、時間的な前後関係だけで因果関係を断定することはできません。感染症そのものに伴って発症する場合もあります。
「ワクチンが主な原因」「接種は一律に避けるべき」とは言えません。過去にギラン・バレー症候群を発症した方や接種後の症状が心配な方は、自己判断で必要な接種を中止せず、ワクチンの種類、発症時期、感染リスクなどを主治医と相談してください。
症状の分布と進み方、先行感染、神経学的診察、腱反射、神経伝導検査、髄液検査、必要な血液・画像検査などを総合し、ほかの病気を除外して診断します。単一の検査結果だけで確定・否定するものではありません。
神経伝導検査は、末梢神経へ電気刺激を加え、電気信号が伝わる速さや大きさを調べる検査です。病型により、脱髄や軸索障害を示す所見がみられる場合があります。
発症早期には典型的な所見がそろわず、初回検査が明確でない場合もあるため、正常に近い結果だけでギラン・バレー症候群を否定できません。当院で院内実施するとは記載せず、必要な場合は入院可能な専門医療機関へ紹介・搬送します。
腰椎穿刺で採取した髄液を調べると、蛋白が増えている一方、細胞数の増加が目立たない「蛋白細胞解離」がみられることがあります。ただし、発症早期にはこの所見が認められない場合があり、所見がないことだけで完全には否定できません。
当院で腰椎穿刺を実施しているとは記載せず、検査が必要な場合は対応可能な医療機関へ紹介します。
MRIはギラン・バレー症候群そのものを確定する検査ではありません。脊髄炎、脊髄圧迫、脳疾患など、筋力低下を起こす別の原因を調べる目的で検討することがあります。MRIが正常でもギラン・バレー症候群を否定できません。当院の画像検査は設備紹介をご確認ください。
感染症、炎症、電解質異常、肝腎機能などを確認し、似た症状を起こす病気や全身状態を評価します。一般的な血液検査だけでギラン・バレー症候群を確定するものではありません。
急な筋力低下やしびれは、脊髄炎、脊髄圧迫、重症筋無力症、ボツリヌス症、低カリウム血症などの電解質異常、筋疾患、ほかの末梢神経障害でも起こります。多発性硬化症など中枢神経疾患との鑑別が必要になる場合もあります。
主な疾患特異的治療は、免疫グロブリン大量静注療法(IVIg)と血漿交換療法です。重症度、発症からの経過、歩行能力、呼吸・嚥下・自律神経症状、全身状態などを評価し、入院可能な専門医療機関で治療を選択します。
人免疫グロブリンを点滴する標準的治療の一つです。患者さんの状態や治療上の注意点を確認し、専門的な入院管理のもとで行われます。当院でIVIg入院治療を実施するとは記載せず、必要時は対応可能な医療機関へ紹介・搬送します。
血液から血漿成分を分離・交換し、病気に関係する免疫物質を除くことを目的とする標準的治療の一つです。すべての方へ一律に行うのではなく、重症度、発症時期、全身状態などを考慮して選択します。
副腎皮質ステロイド単独療法は、ギラン・バレー症候群の疾患特異的な標準治療として推奨される治療ではありません。別の病気や合併症への治療と混同せず、診断と治療方針を専門医が判断します。
筋力、歩行、呼吸機能、飲み込み、自律神経症状などを繰り返し確認します。呼吸筋障害では人工呼吸管理、嚥下障害では誤嚥予防や栄養管理、自律神経障害では心拍・血圧の監視が必要になることがあります。血栓、感染、褥瘡、痛みへの対応も含め、病状に応じた入院管理を行います。
急性期の全身状態が安定した後は、筋力、関節の動き、歩行、日常生活動作、疲労の程度に合わせてリハビリテーションを行います。回復段階に合わない過度な負荷は疲労や症状へ影響する可能性があるため、専門職の評価のもとで調整します。回復期・維持期の診療についてはリハビリテーション科もご確認ください。
多くの方は時間とともに改善しますが、回復には数週から数か月以上かかる場合があります。一部では筋力低下、感覚障害、疲労、痛みなどが残ることがあります。「必ず短期間で完全に回復する」とは限りませんが、病状に応じた治療とリハビリを続けます。
一般には一度の発症で経過する単相性が多い病気ですが、再発する例もあります。再発を繰り返す、または慢性的に進行する場合は、慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー(CIDP)など別の病気を検討します。
西新宿今野クリニックでは、新宿・西新宿で手足のしびれや筋力低下が気になる方について、脳神経内科で症状と経過を伺い、神経学的診察、必要に応じた血液検査、CT・MRIなどで原因を評価します。担当医は医師紹介、所在地はアクセスをご確認ください。
一方、筋力低下が急速に進む、立てない・歩けない、呼吸や飲み込みに異常がある場合は、当院の通常外来で経過を見る状態ではありません。救急医療・入院可能施設での評価を優先してください。神経伝導検査、腰椎穿刺、IVIg、血漿交換、集中治療が必要な場合は、対応可能な医療機関へ紹介・搬送します。
手足のしびれ、ピリピリ感、足の筋力低下、階段や立ち上がりの困難などがみられる場合があります。症状が急速に広がる場合は救急評価が必要です。
感染後に発症することはありますが、しびれには多くの原因があり、感染した方の大部分は発症しません。筋力低下や症状の進行を含めて評価します。
末梢神経から筋肉へ信号が伝わりにくくなり、脚の筋力が低下するためです。立てない、歩けない場合は通常外来を待たず救急受診を検討してください。
初期にしびれが現れることはありますが、しびれだけで診断はできません。筋力、腱反射、進行の有無などを確認します。
脳神経内科が中心です。ただし、急速な筋力低下、歩行不能、呼吸・嚥下障害は救急医療機関での評価を優先してください。
MRIだけでは確定できません。脊髄など別の病気を調べるために使用する場合があります。
末梢神経へ電気刺激を加え、電気信号の伝わり方を調べる検査です。発症早期には典型的所見がそろわない場合があります。
IVIgまたは血漿交換療法が標準的な治療です。病状を評価し、入院可能な専門医療機関で選択します。
多くの方は改善しますが、回復期間には個人差があり、一部で筋力低下、しびれ、疲労、痛みなどが残ることがあります。
呼吸筋に麻痺が及ぶ場合があります。息苦しい、深く息を吸いにくい場合は緊急評価が必要です。
接種後に報告されることはありますが、まれで、時間的関係だけでは因果関係を断定できません。必要な接種を自己判断で中止せず、主治医へ相談してください。
一般には単相性ですが、再発する例もあります。繰り返す場合や慢性経過では別の末梢神経疾患も検討します。
ギラン・バレー症候群では、感染後などに手足のしびれと筋力低下が現れ、短期間で歩行、嚥下、呼吸へ影響が広がる場合があります。急速な進行、歩行不能、息苦しさ、飲み込みの異常があるときは、通常外来を待たず救急医療機関で評価を受けてください。