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初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
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ヘバーデン結節は、手の指の第一関節(DIP関節:指先から2番目の関節)に骨の変形やこぶが生じる疾患で、加齢に伴う変形性関節症の一種です。特に40代以降の中高年の女性に多く見られ、手指の関節に慢性的な痛みやこわばりを伴うことがあります。進行すると関節の変形や可動域制限が現れ、日常生活での細かい作業に支障をきたす場合があります。ヘバーデン結節の主な症状は、指の第一関節のこぶ状の腫れや痛みです。初期には関節の違和感や軽い痛みとして現れることが多く、特に手を使った作業や握る動作で症状が強くなることがあります。症状が進行すると、関節の変形や硬化が起こり、指の曲げ伸ばしが制限されることがあります。多くの場合、左右対称に発症することが多く、手指の見た目にも影響が出ることがあります。また、指先のしびれや腫れによって、箸を使う、ボタンをかけるなどの細かい作業が難しくなる場合もあります。
診断は、問診と身体診察が中心で、関節の痛みの有無、腫れ、こぶの形状、可動域を確認します。X線検査では、関節の変形や骨棘(こつきょく:骨の突出)、関節間隙の狭小化などが確認でき、ヘバーデン結節の診断に役立ちます。関節リウマチなど他の関節疾患と区別するために、血液検査で炎症マーカーやリウマトイド因子の有無を確認することもあります。
治療は、症状の軽減と関節機能の維持が目的です。まず、痛みや炎症がある場合は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服や外用薬を用いて疼痛を抑えます。日常生活で指に過度な負荷をかけないように、作業の工夫や手指用サポーターの使用も有効です。理学療法や関節ストレッチを行うことで、指関節の可動域を維持し、日常生活での指の機能低下を予防します。症状が軽度であれば、生活習慣の工夫と保存療法のみで十分対応できる場合もあります。重度の変形や痛みが長期間続く場合、生活に支障が大きい場合には、手術療法が検討されることもあります。手術では、変形した関節の一部を修復したり、関節を固定したりする方法があり、症状の改善と指の機能回復を目指します。ただし、ヘバーデン結節は進行が緩やかで、症状が安定することも多いため、保存療法が中心となることが一般的です。
ヘバーデン結節は加齢とともに発症リスクが高まる疾患であり、完全に予防することは難しいものの、手指の使い方や負荷管理、早期の症状対応によって痛みや変形の進行を抑えることが可能です。日常生活での指の違和感やこぶを感じた場合は、自己判断せず早めに医療機関で相談し、適切な管理を行うことが大切です。