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診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午後 15:00~ 18:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
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貧血(ひんけつ)は、血液中の赤血球の数が不足するか、赤血球が正常に機能しない状態を指します。赤血球は酸素を運ぶ役割を果たしており、その数や機能が低下すると、体内に酸素が十分に供給されなくなり、さまざまな症状が現れます。
最も一般的な貧血の原因です。鉄分が不足すると、赤血球を作るためのヘモグロビンが不足し、貧血になります。
ビタミンB12が不足すると、正常な赤血球が作れなくなり、貧血を引き起こします。特に高齢者やベジタリアンの人に見られることが多いです。
葉酸(ビタミンB9)が不足すると、赤血球の形成に支障をきたし、貧血を引き起こします。特に妊婦やアルコール依存症者に多く見られます。
慢性疾患、特に感染症、炎症性疾患、腎臓病、がんなどが原因で貧血が起こることがあります。慢性疾患に伴う貧血は、体内の炎症が赤血球の生成を妨げたり、鉄の利用を低下させたりするために発生します。
赤血球が早期に壊れてしまうことが原因で発生します。溶血により、赤血球が破壊される速度が生成速度を上回るため、貧血になります。
骨髄での血液細胞(赤血球、白血球、血小板)の生成が低下することにより発生します。これにより、赤血球の不足が起こり貧血になります。
鉄分の摂取量が足りていても、吸収がうまく行われない場合に貧血が発生します。胃酸が不足している場合や消化管に問題がある場合、鉄の吸収が低下します。
貧血が進行すると、以下のような症状が現れることがあります:
貧血の診断は、血液検査でヘモグロビンや赤血球の数を確認することから始まります。さらに、貧血の種類を特定するために、鉄分、ビタミンB12、葉酸、血液の分画(白血球や血小板の数など)を調べることがあります。必要に応じて、骨髄検査や腸の検査が行われることもあります。
貧血の治療に使用される薬は、貧血の原因や種類に応じて異なります。貧血には、鉄欠乏性貧血、悪性貧血(ビタミンB12不足)、巨赤芽球性貧血、再生不良性貧血などがあります。それぞれに応じた治療薬を以下に紹介します。
鉄欠乏性貧血は、体内の鉄分が不足して赤血球を作れなくなることが原因で起こります。鉄剤は、体に鉄分を補給して赤血球の生成を促します。例:
ビタミンB12または葉酸が不足すると、赤血球が正常に作れず、大きな未熟な赤血球(巨赤芽球)ができてしまうことがあります。これが巨赤芽球性貧血や悪性貧血の原因です。ビタミンB12や葉酸を補うことで治療します。例:シアノコバラミン(ビタミンB12製剤、メチコバール)、葉酸(フォリアミン)
慢性腎不全などによる腎性貧血では、腎臓で作られるエリスロポエチンというホルモンが不足して、赤血球が十分に作られなくなります。エリスロポエチン製剤を投与することで赤血球の生成を促します。例:エポエチンアルファ(エスポー)、ダルベポエチンアルファ(ネスプ)
再生不良性貧血や自己免疫性溶血性貧血などでは、骨髄での血球の生成が抑制されることがあります。ステロイド薬は、免疫系が血球の生成を阻害している場合に、これを抑制するために使われます。例:プレドニゾロン
再生不良性貧血では、免疫系が自己の骨髄を攻撃していることが原因となることがあり、その場合、免疫抑制剤が使用されます。例:シクロスポリン(ネオーラル)、抗胸腺細胞グロブリン(ATG)
ビタミンCは鉄の吸収を促進するため、鉄欠乏性貧血の治療時に併用されることがあります。特に食事からの鉄分吸収を高めるために重要です。例:アスコルビン酸(ビタミンC)
重度の貧血や急性の出血がある場合、赤血球が不足しているために輸血が必要になることがあります。特に出血性の貧血や再生不良性貧血の場合、輸血によって直ちに赤血球を補う治療が行われます。
鉄キレート薬:鉄剤の過剰摂取や多血症による鉄過剰症がある場合、体内の鉄を排泄するために使用されることがあります。例:デフェロキサミン(デスフェラール)、デフェラシロクス(エクジェイド)
貧血の治療は、まずその原因を特定し、それに応じた適切な薬物療法を行うことが重要です。鉄欠乏性貧血の場合は鉄剤が有効ですが、ビタミン不足が原因の貧血や腎性貧血などでは、それぞれ異なる治療が必要です。また、生活習慣の改善(食事のバランス、適度な運動)も貧血治療において重要な役割を果たします。