メニュー

関節痛

関節痛が気になる方へ ~年齢のせいと決めつけず、原因を調べることが大切です~

「膝が痛くて階段の上り下りがつらい」「朝起きると指の関節がこわばる」「肩や股関節が痛くて動かしづらい」。このような関節の痛みは、多くの方が経験する症状です。関節痛は加齢による変化だけでなく、関節の病気や炎症、感染症、生活習慣病など、さまざまな原因で起こります。痛みが続く場合や腫れを伴う場合には、適切な診断と治療が必要になることも少なくありません。今回は、関節痛の主な原因や受診の目安についてご紹介します。

目次

関節痛とはどのような症状でしょうか

関節とは、骨と骨をつなぐ部分で、膝や股関節、肩、肘、手首、足首、指など全身にあります。関節痛といっても症状はさまざまで、

  • 動かすと痛い
  • 安静にしていても痛む
  • 朝だけこわばる
  • 腫れや熱感がある
  • 曲げ伸ばしがしづらい

など、人によって症状は異なります。また、一つの関節だけが痛む場合と、複数の関節が同時に痛む場合では、考えられる病気が異なることがあります。

最も多い原因は変形性関節症です

中高年で最も多い関節痛の原因は、変形性関節症です。長年の負担や加齢によって関節の軟骨がすり減り、炎症や痛みが起こります。特に膝や股関節に多くみられ、

  • 歩き始めが痛い
  • 階段の上り下りがつらい
  • 長く歩くと痛みが強くなる

といった症状が特徴です。初期のうちに適切な治療や運動療法を行うことで、症状の悪化を防げる可能性があります。

関節リウマチの可能性もあります

手や指の関節が左右対称に痛む場合や、朝のこわばりが30分以上続く場合には、関節リウマチが疑われることがあります。関節リウマチは自己免疫の異常によって関節に炎症が起こる病気で、進行すると関節の変形につながることがあります。近年では治療薬が進歩しており、早期に診断・治療を始めることで、関節の破壊を抑えられる可能性があります。

痛風や偽痛風による関節痛

突然、足の親指の付け根や足首、膝などが赤く腫れ、激しく痛む場合には痛風発作の可能性があります。痛風は尿酸値が高い状態が続くことで関節に尿酸結晶がたまり、強い炎症を起こす病気です。また、高齢者では偽痛風と呼ばれる病気もあり、膝などに急激な痛みや腫れが現れることがあります。どちらも感染症との区別が重要です。

感染症やウイルスが原因となることもあります

風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などでは、関節痛が現れることがあります。通常は感染症の改善とともに軽快しますが、高熱や強い腫れを伴う場合には、関節そのものに細菌感染が起きている可能性もあります。細菌性関節炎は早急な治療が必要な病気です。

このような症状がある場合は受診しましょう

次のような場合には、一度医療機関を受診することをおすすめします。

  • 痛みが数日以上続いている
  • 関節が赤く腫れている
  • 熱を持っている
  • 朝のこわばりが長く続く
  • 歩くことが困難になった
  • 関節を動かせない
  • 発熱を伴う
  • 痛みが徐々に悪化している

特に突然の激しい痛みや、高熱を伴う関節痛は早めの受診が必要です。

医療機関ではどのような検査を行うのでしょうか

診察では、痛みが始まった時期や場所、どのような動作で痛むか、持病や服用中のお薬などについて詳しくお聞きします。その後、関節の腫れや熱感、可動域などを確認します。必要に応じて血液検査を行い、炎症反応や尿酸値、リウマチに関連する検査などを実施します。また、レントゲン検査や超音波検査、MRI検査などが必要になることもあります。当院で専門的な検査や治療が必要と判断した場合には、整形外科やリウマチ専門医など適切な医療機関をご紹介いたします。

日頃からできる予防

関節への負担を減らすためには、適正体重を維持することが重要です。また、無理のない範囲で筋力を維持する運動を続けることは、関節を支える筋肉を強くし、痛みの予防につながります。バランスの良い食事や十分な睡眠も、体全体の健康維持には欠かせません。痛風が心配な方は、水分をしっかり摂り、暴飲暴食や過度の飲酒を控えることも大切です。

関節痛が続く方はお気軽にご相談ください

関節痛は、「年齢のせいだから」と放置されがちな症状ですが、中には早めの治療が必要な病気が隠れていることがあります。原因によって治療方法は大きく異なるため、まずは正確な診断を受けることが大切です。当院では、関節痛の原因を丁寧に診察し、必要に応じて血液検査などを行い、症状に応じた治療をご提案いたします。さらに専門的な検査や治療が必要な場合には、連携する整形外科やリウマチ専門医療機関へ速やかにご紹介いたします。膝や肩、手足の関節などの痛みでお困りの方は、一人で悩まず、お気軽に当院までご相談ください。

目次