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初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2第4土曜
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むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)は、安静時、とくに夕方から夜に脚の不快感と動かしたい強い衝動が現れ、動かすと一時的に軽くなる病気です。脳神経内科、睡眠外来、内科などで相談できます。鉄欠乏が関係する場合があり、貧血がなくても血液検査で鉄の貯蔵状態を確認することがあります。
むずむず脚症候群は、下肢静止不能症候群、レストレスレッグス症候群(Restless Legs Syndrome:RLS)とも呼ばれる睡眠関連運動障害です。脚の表面というより奥に「むずむずする」「虫がはう」「じっとしていられない」など表現しにくい不快感が起こり、睡眠を妨げることがあります。
症状だけで確定するのではなく、似た症状を起こす病気や薬の影響で、より適切に説明できないかも確認します。
診断では、次の特徴が組み合わさっているかを確認します。
両脚に出ることが多いものの、左右差がある場合や、重症になると腕などへ広がる場合もあります。症状の頻度や睡眠・日中生活への影響には個人差があります。
就寝前だけでなく、長時間の会議、映画館、飛行機・電車での移動など、夕方以降にじっとしている場面で現れることがあります。「足がむずむずして眠れない」状態が続くと、入眠困難や日中の眠気につながります。
明らかな基礎疾患が見つからない一次性と、鉄欠乏、腎機能低下、妊娠、薬剤などに関連する二次性があります。遺伝的な要因が関係する場合もありますが、単一の原因だけで起こるとは限りません。
鉄は脳内のドパミン機能にも関わり、体内の鉄不足はむずむず脚症候群の重要な関連因子です。ヘモグロビンが正常で貧血がなくても、貯蔵鉄が不足して症状に関係する場合があります。
血清フェリチンは鉄の貯蔵状態をみる指標ですが、炎症などでも変動します。フェリチン単独の数値だけで自己診断せず、血清鉄、総鉄結合能・トランスフェリン飽和度、血算などを合わせて評価します。
慢性腎臓病、とくに透析中の方や、妊娠中に症状が現れやすくなることがあります。妊娠中は出産後に改善する場合もありますが、鉄の状態や症状の程度を確認し、安全性を考慮して対応します。
一部の抗うつ薬、抗精神病薬、吐き気止め、眠気を起こす抗ヒスタミン薬などが症状を悪化させる場合があります。ただし、処方薬を自己判断で中止すると危険なことがあるため、開始・増量時期を医師へ伝えて調整を相談してください。
足の不快感がすべてむずむず脚症候群とは限りません。次の状態との区別が必要になることがあります。
こむら返りは筋肉が急に硬く収縮して痛むことが中心で、動かしたい衝動とは異なります。末梢神経障害は日中や運動中にも続くことがあり、動かせば必ず軽くなるわけではありません。
まず脳神経内科、睡眠外来、内科で相談できます。脚の不快感と動かしたい衝動が夜間・安静時に悪化し、睡眠を妨げることを具体的に伝えてください。当院では症状と神経学的所見、服薬歴、鉄や腎機能などを確認し、専門的な睡眠検査や治療が必要な場合は対応可能な医療機関と連携します。
受診時には、症状が出る時刻、安静との関係、動いたときの変化、家族歴、妊娠、服薬、睡眠への影響をメモしておくと役立ちます。
むずむず脚症候群は、特徴的な症状を問診で確認し、ほかの原因を除外して診断します。神経学的診察では感覚、筋力、反射などを確認します。すべての方に画像検査や睡眠検査が必要なわけではありません。
睡眠中に脚が繰り返し動く周期性四肢運動を伴う場合がありますが、むずむず脚症候群と同じものではありません。診断が不明確、ほかの睡眠障害が疑われる場合などに、専門的な睡眠検査を検討します。
症状に応じて、血算、フェリチン、血清鉄、総鉄結合能・トランスフェリン飽和度、腎機能などを確認します。必要に応じて甲状腺機能、血糖、ビタミンなど、ほかの症状に応じた項目も検討します。
フェリチンは炎症の影響を受けるため、基準範囲内という結果だけで鉄の関与を一律に否定できないことがあります。一方、単一の検査値だけで鉄剤が必要とも判断できません。
治療は症状の頻度・重さ、睡眠への影響、鉄の状態、腎機能、妊娠、併用薬などで異なります。まず鉄欠乏や症状を悪化させる薬、未治療の睡眠障害など、修正可能な要因がないか確認します。睡眠薬だけで治す病気ではありません。
鉄検査から不足があり、症状との関連が考えられる場合は、内服または静脈注射による鉄補充を検討します。投与経路は鉄の状態、症状、吸収、内服による胃腸症状、合併症などから判断します。
鉄剤は便秘・吐き気などを起こす場合があり、鉄が過剰になる危険もあります。「むずむずするから」と検査なしに鉄剤やサプリメントを大量に摂取しないでください。鉄欠乏がある場合は、月経・消化管出血・食事・吸収障害など原因の確認も重要です。
症状が頻回で睡眠や生活への影響が大きい場合は、α2δリガンドなどの薬を検討します。眠気、めまい、ふらつきなどの副作用があり、腎機能や転倒リスクを考慮して選択します。
ドパミン作動薬が選択される場合もありますが、長期使用でaugmentation(症状増強)が問題になることがあります。これは症状が以前より早い時間に始まる、強くなる、休むと短時間で出る、腕などへ広がるといった医原性の悪化です。薬が効かなくなったと自己判断で増量したり、急に中止したりせず、処方医へ相談してください。
これらで全員が改善するとは限らず、過度な運動や睡眠不足は悪化につながることがあります。症状と生活習慣を記録し、無理のない範囲で調整してください。
寝ピクは、寝入りばなに体や手足が一瞬ビクッと動く現象です。むずむず脚症候群のような「安静時の不快感と動かしたい衝動」が中心ではありません。睡眠中に反復する周期性四肢運動とも区別します。
むずむず脚症候群によって眠れない場合、結果として不眠が起こりますが、不眠症のすべてがむずむず脚によるものではありません。原因に応じた評価が必要です。
急な片脚の腫れや痛みに胸痛・息苦しさを伴う場合、突然の麻痺や歩行困難がある場合は、むずむず脚症候群とは異なる緊急疾患の可能性があるため、速やかな医療評価が必要です。
むずむず脚症候群は、安静時に脚を動かしたい衝動と不快感が現れ、動くと一時的に軽くなり、夕方から夜に悪化しやすい病気です。脳神経内科、睡眠外来、内科で相談できます。貧血がなくても鉄不足が関係する場合があるため、必要に応じてフェリチンやトランスフェリン飽和度などを評価し、鉄補充や薬物療法を患者ごとに検討します。