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初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2・第4土曜日は休診
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ステロイド薬は、炎症や過剰な免疫反応を抑えるために使う薬です。この記事では、主に副腎皮質ホルモンのうち糖質コルチコイド作用を利用する薬を扱います。飲み薬・点滴などの全身投与と、塗り薬・吸入薬などの局所投与では、目的も副作用も異なります。効果が期待できる一方で注意点もあるため、処方どおりに使用し、自己判断で中止・増量しないことが大切です。
呼吸困難、意識の異常、強い脱力、顔や喉の急な腫れなどがある場合は、通常の外来を待たず119番を検討してください。
本記事は2026年9月13日にPMDA電子添文と国内学会の公開資料を確認しました。個別の診断・処方を代替するものではありません。

副腎ではコルチゾールなどのホルモンが作られています。医療で「ステロイド」と呼ぶ薬の多くは、その働きをもとに作られた副腎皮質ステロイドです。炎症を引き起こす物質や免疫反応を調節し、腫れ、赤み、かゆみ、痛み、気道の炎症などを抑えます。専門的な作用は複数ありますが、病気そのものを一律に治す薬ではなく、原因・重症度・治療目的に応じて選びます。
性ホルモンや筋肉増強目的で問題となる蛋白同化ステロイドとは別の薬です。
| 剤形 | 主な作用範囲・使用例 | 主な注意点 |
|---|---|---|
| 飲み薬 | 全身に作用。自己免疫疾患、炎症性疾患、アレルギー疾患の一部など | 量・期間により感染症、高血糖、副腎機能抑制、骨・眼・精神症状などを管理 |
| 点滴・静脈注射 | 内服困難時や、病状に応じて全身治療が必要な場合 | 点滴だから常に強い・速いとは限らず、薬剤と目的で異なる |
| 塗り薬 | 湿疹・皮膚炎などの患部に使用 | 部位、年齢、重症度に合う強さ・剤形・量・期間を選ぶ。皮膚萎縮、感染等に注意 |
| 吸入薬 | 主に喘息の気道炎症を長期管理 | 吸入方法の確認が必要。嗄声、口腔カンジダ等を減らすため、指示された使用後ケアを行う |
| 点鼻薬 | アレルギー性鼻炎等の鼻粘膜に作用 | 鼻出血、刺激感等に注意し、正しい噴霧方法を守る |
| 局所注射 | 関節内など限られた部位の炎症を対象にする場合 | 感染、組織障害、全身への影響等があり得る。筋肉内注射は全身投与となり、関節内注射と同じではない |
局所投与は作用する場所を絞りやすい方法ですが、副作用がゼロになるわけではありません。逆に、短期間の全身投与でも薬剤や患者背景によって注意が必要です。
自己免疫疾患、炎症性疾患、血液疾患、喘息、アレルギー性鼻炎、湿疹・皮膚炎、炎症性腸疾患など、多くの領域で使われます。ただし、同じ病名でも剤形や適応は一律ではありません。
副作用は薬剤、投与経路、量、期間、年齢、持病、併用薬などで変わります。発現時期も一律ではありません。
| 主な領域 | 注意する症状・問題 |
|---|---|
| 感染症 | 感染を起こしやすくする、既存感染を悪化させる、発熱等を目立ちにくくすることがある |
| 代謝・循環 | 高血糖、血圧上昇、むくみ、体重変化など |
| 骨・筋肉 | 骨粗鬆症、骨折、骨壊死、筋力低下など |
| 精神・神経 | 不眠、気分変化、抑うつ、興奮、まれに重い精神症状など |
| 眼 | 緑内障、白内障、見え方の変化など |
| 消化器 | 潰瘍、消化管出血等。NSAIDsとの併用でリスクが高まる場合がある |
| 局所 | 外用薬の皮膚萎縮・感染、吸入薬の嗄声・口腔カンジダ、点鼻薬の鼻出血など |
外用薬は「強い薬ほどよい」のではなく、症状の強さ、顔・首・体・手足などの部位、年齢、使用量と期間を踏まえて選びます。吸入薬はデバイスに合った吸い方が重要です。使用後のうがい等は薬ごとの指示に従ってください。
全身性ステロイドを一定量・一定期間使うと、体内で作るコルチゾールが減ることがあります。急に中止すると副腎機能不全を起こすおそれがあり、原疾患が再燃することもあります。漸減の必要性は、投与量・期間、病状、再燃リスクなどから判断します。短期投与を含む全員が漸減を必要とするわけではなく、具体的な減らし方を自己判断してはいけません。
嘔吐などで内服できない、手術や強い感染など身体に大きな負担がかかる、といった場合は別の対応が必要になることがあります。処方医に連絡し、追加服用・中止・増量を自己判断しないでください。
全身投与では、病状とリスクに応じて血圧、体重、血糖、電解質、感染徴候、骨、眼などを確認します。検査項目や頻度は一律ではありません。胃薬、骨粗鬆症治療薬、感染予防薬も全員に必要なのではなく、用量・期間・年齢・既往歴などに応じて判断します。
早めに処方医へ相談:発熱や感染を疑う症状、強い口渇・多尿、急なむくみ、見え方の変化、黒色便、強い腹痛、眠れない状態や大きな気分変化、嘔吐で薬を飲めない場合。
119番を検討:呼吸困難、意識障害、反応が悪い、強い脱力やぐったりした状態、血圧低下が疑われる状態、顔や喉の急な腫れなど。アナフィラキシーが疑われ、アドレナリン自己注射薬を処方されている場合は指示どおり使用し、救急要請してください。
必ず出るわけではありません。副作用の種類と起こりやすさは、薬剤、剤形、使用部位、量、期間、年齢、持病、併用薬などで異なります。期待できる効果とリスクを比較し、必要な範囲で使います。気になる変化は自己判断で中止せず、処方医や薬剤師へ相談してください。
自己判断で中止しないでください。全身投与の量や期間によっては副腎の働きが抑えられ、急な中止で体調を崩すおそれがあります。また、原疾患が再燃することもあります。一方、すべての短期投与で漸減が必要とは限らないため、個別の中止方法は処方医の指示に従います。
塗り薬は主に皮膚の患部へ、飲み薬は血流を通じて全身へ作用します。局所薬は全身への影響を抑えやすい一方、副作用がゼロではありません。塗る部位、強さ、量、期間が重要です。飲み薬は全身性の副作用や中止方法も含め、より慎重な管理が必要になる場合があります。
全身投与では食欲増加、体液貯留、脂肪分布の変化などにより、体重増加や顔が丸く見える変化が起こることがあります。起こり方は量や期間などで異なります。急なむくみや体重変化も含め、処方医に相談し、自己判断で減量しないでください。
全身性ステロイドは感染症を悪化させたり、症状を目立ちにくくしたりすることがあります。発熱、強いだるさ、咳、痛みなどがあれば早めに処方医へ連絡してください。感染症が疑われても自己判断で中止・増量はしません。呼吸困難や意識異常があれば救急要請を検討します。
全身性ステロイドを継続中で、嘔吐などにより服用できない場合は、服用期間や量によって早急な対応が必要なことがあります。追加服用や中止を自己判断せず、処方医または救急相談へ連絡してください。強い脱力、意識の異常、ぐったりする、血圧低下が疑われる場合は救急対応を優先します。
ステロイドの継続・中止や副作用は、まず処方した医療機関へご相談ください。持病や併用薬を含む一般的なご相談は内科の診療案内、喘息・花粉症などは花粉症・アレルギー外来をご確認ください。当院で対応できない検査や専門治療が必要な場合は、適切な医療機関への案内を検討します。所在地はアクセスに掲載しています。
医学情報の最終確認日:2026年9月13日