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| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 9:00~ 13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ●※ |
| 午後 15:00~ 18:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2・第4土曜日は休診
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認知症には原因によって治療や支援の方法があり、「必ず治らない」「薬を飲めば元に戻る」のどちらとも言えません。物忘れだけで判断せず、生活で何に困っているかを確認することが大切です。アルツハイマー病には症状に用いる従来薬に加え、条件を満たす早期の患者さん向けに抗アミロイドβ抗体薬もあります。
急な片側の麻痺、ろれつが回らない、意識の異常がある場合は119番へ。突然の混乱や数日での急速な悪化も通常の認知症の経過と決めつけず、速やかに医療機関で評価を受けてください。
| 状態 | よくみられる変化 | 生活への影響 |
|---|---|---|
| 加齢に伴う物忘れ | 名前や予定を思い出しにくいことがある | 手がかりで思い出せることも多いが、個人差がある |
| MCI(軽度認知障害) | 本人や周囲が気づく認知機能の低下 | 日常生活の自立はおおむね保たれる。全員が認知症へ進むわけではない |
| 認知症 | 記憶、判断、言語などの認知機能が持続的に低下 | 金銭・服薬・予定の管理など生活機能に支障が生じる |
これらはあくまで傾向です。「本人に自覚があるから認知症ではない」とは判断できません。MCIの経過もさまざまで、改善・安定する方もいます。簡易チェックや認知機能検査の点数だけで診断を確定しません。
新しい出来事を覚えにくい、同じ質問が増える、段取りや支払いが難しくなる、道に迷う、言葉が出にくい、性格や行動が変わるなどが相談のきっかけです。物忘れの診療案内もご覧ください。症状の一つだけで病型は決まりません。
| 主な病型 | 現れ方の例 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| アルツハイマー型 | 新しい出来事の記憶が目立って難しくなることがある | 記憶以外の機能、生活上の変化 |
| レビー小体型 | 注意・認知の変動、具体的な幻視、動作の遅さなど | 睡眠中の行動や薬への過敏性 |
| 血管性 | 脳血管障害の部位に応じ、注意・歩行なども変化 | 脳卒中歴や血管リスク。必ず階段状に進むわけではない |
| 前頭側頭型 | 行動や社会的判断、言語の変化が前面に出ることがある | 周囲が気づいた変化。ピック病はこの病型全体と同義ではない |
薬の影響、うつ病、甲状腺機能異常、ビタミンB12欠乏、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫など、認知機能低下に関わる別の原因も調べます。飲酒が関係する場合は依存や離脱、栄養状態も含めて評価し、自己判断の急な断酒や栄養補給だけで解決すると考えません。
物忘れや生活の変化が続く場合は、脳神経内科やもの忘れ外来、かかりつけ医に相談できます。当院の認知症診療案内では受診についてご案内しています。急な麻痺・言語障害・意識異常は外来予約を待たず119番へ連絡してください。
診察では本人の困りごとに加え、同意を得て家族などから発症時期、生活の変化、持病、服薬を確認します。認知機能検査は状態を把握する手がかりです。血液検査は甲状腺・ビタミン不足などを、CT・MRIは脳血管障害や慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症などを調べるために必要に応じて選びます。検査が正常でも全ての原因を否定できず、画像や点数だけで病名を確定しません。
甲状腺機能異常やビタミン欠乏、薬の影響などは原因に対応すると改善する場合があります。ただし治療後に必ず元どおりになるとは限りません。正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫は専門的な評価と治療が必要です。アルツハイマー病などの神経変性疾患では、現在の治療で完治や進行停止を保証できず、症状の緩和、進行を遅らせること、本人らしい生活の維持が目標になります。
血管性認知症では脳卒中の再発予防や血圧・糖尿病などの管理も重要です。抗血栓薬の要否は脳血管疾患の種類や出血リスクに応じて判断し、認知症というだけで一律に使いません。
従来薬は認知症の症状に働く薬で、失われた神経細胞を再生させたり、病理そのものを取り除いたりする薬ではありません。病型・病期・剤形・持病により選びます。
| 薬剤 | 国内の主な適応と剤形 | 主な注意 |
|---|---|---|
| ドネペジル | アルツハイマー型、製剤によりレビー小体型。内服薬 | 吐き気、下痢、徐脈・失神など。レビー小体型の適応は製剤ごとに確認 |
| ガランタミン | 軽度・中等度アルツハイマー型。錠剤・内用液など | 消化器症状、脈拍の変化など |
| リバスチグミン | 軽度・中等度アルツハイマー型。貼付薬 | 皮膚症状、消化器症状、貼り替え・重ね貼りに注意 |
| メマンチン | 中等度・高度アルツハイマー型。内服薬 | めまい、転倒、腎機能に応じた調整など |
全ての薬がレビー小体型や血管性認知症に承認されているわけではありません。「副作用が軽い」と一括せず、脈拍、転倒、皮膚、腎機能や併用薬を製品ごとに確認し、自己増量・中止は避けて処方医に相談してください。
抗アミロイドβ抗体薬のレカネマブとドナネマブは、アルツハイマー病によるMCIまたは軽度の認知症の進行を抑える目的で国内承認されています。全てのMCI・認知症に使える薬ではありません。専門的な診断に加え、アミロイド病理の確認、施設要件、投与前と投与中のMRIなど、製剤ごとの最適使用推進ガイドラインに沿った管理が必要です。当院で投与や適応判定検査を行えるという案内ではありません。
脳のむくみや小さな出血などのARIA、重い脳出血などに注意が必要です。頭痛、混乱、見え方の変化、けいれん、急な神経症状が出た場合は速やかに治療先へ連絡し、重い症状では救急対応を受けてください。抗血栓薬を含む併用薬や脳出血リスクは薬剤ごとの最新添文で確認します。処方薬を自己判断で休薬しないでください。これらは完治薬でも、記憶を元に戻す薬でもありません。
不安、興奮、幻覚などの行動・心理症状があるときは、本人の苦痛を聞き、痛み、便秘、感染、薬の影響、睡眠や環境の変化を先に確かめます。声のかけ方や環境調整を行い、それでも強い苦痛や危険がある場合に薬の必要性を慎重に判断します。
抗精神病薬のなかには、アルツハイマー型認知症に伴う特定の過活動・攻撃的言動に国内適応がある製剤もありますが、他の薬や病型では適応外使用となる場合があります。高齢者では死亡、脳血管障害、眠気、転倒などのリスクに注意し、レビー小体型では薬への過敏性にも配慮します。抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬は認知症そのものを治す薬ではなく、せん妄・転倒などに注意します。ジアゼパムを安易な選択肢とはしません。
本人の好みや体力に合わせた運動、食事、交流、生活上の工夫を一緒に考えます。これらで確実に予防・治癒できるとは言えません。服薬管理や安全対策を家族だけで抱えず、お住まいの自治体の地域包括支援センターや認知症相談窓口に相談できます。
加齢に伴う物忘れは手がかりで思い出せる場合があり、認知症では生活機能への支障が目立ちます。ただし個人差があり、自覚の有無や一つの検査結果だけでは判断できません。
甲状腺機能異常やビタミン欠乏、薬の影響など、原因への対応で改善する場合がありますが、必ず元に戻るとは限りません。アルツハイマー病などでは症状を和らげ、生活を支える治療を行います。
レカネマブとドナネマブは、アルツハイマー病によるMCIまたは軽度認知症など、条件を満たす方が対象です。アミロイド病理の確認、MRIによる管理、施設要件があり、全ての認知症に使えるわけではありません。
かかりつけ医、脳神経内科、もの忘れ外来などに相談できます。急な麻痺や言葉・意識の異常があれば119番へ、急な混乱や急速な悪化も速やかに受診してください。
まず医療機関に家族から相談できるか事前に確認してください。お住まいの地域包括支援センターや自治体の認知症相談窓口にも相談できます。本人の気持ちを尊重し、困りごとから話し始める方法もあります。
物忘れや判断・生活の変化が気になる場合は、当院の脳神経内科と認知症診療案内をご確認ください。症状の経過や服薬情報が分かると相談に役立ちます。所在地はアクセスをご覧ください。抗アミロイドβ抗体薬の適応評価・投与が必要な場合は、要件を満たす医療機関での評価を検討します。