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初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2・第4土曜日は休診
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MRIや脳ドックで「隠れ脳梗塞がある」と言われたら、画像・読影報告書を持って受診し、過去の症状、血圧や糖尿病などの危険因子、現在の薬を確認することが第一歩です。症状がないから放置してよいとは限りませんが、全員がアスピリンなどの薬を始めるわけでもありません。
この記事では、無症候性脳梗塞の意味、治療・薬の判断、認知機能との関係、再検査の考え方を解説します。
突然、片側の顔や手足が動かしにくい・しびれる、言葉が出ない、ろれつが回らない、片目が見えない・視野が欠けるなどの症状が出た場合は、119番へ連絡してください。意識の異常や、急に立てないほどのふらつきも救急対応が必要です。
症状が軽い、短時間で治った、以前に隠れ脳梗塞と言われたという理由で様子を見ないでください。予約や診療時間を待たず、自分で運転することも避けましょう。症状が始まった時刻と、最後に普段どおりだった時刻が診療の手がかりになります。これは、偶然見つかった古い梗塞について通常外来で相談する場合とは別の対応です。[救急対応の出典]
「隠れ脳梗塞」は、一般に無症候性脳梗塞を指す言葉です。脳の血流が途絶えたことによる梗塞の所見が画像にあり、その病変に対応する明らかな症状が確認されない状態をいいます。
ただし、「今は症状がない」だけでは判断できません。以前に片手が動かしにくかった、言葉が出にくかったなどの出来事や、神経学的診察の所見を画像と照らし合わせます。本人が気づきにくかった症状が、問診で分かる場合もあります。
小さな血管の障害によるラクナ梗塞が見つかることがありますが、それだけに限りません。病変の場所や分布によっては、太い血管や心臓から流れてきた血栓なども含めて原因を確認します。「動脈硬化だけが原因」と一律には決められません。
無症候性脳梗塞は、将来の脳卒中や認知機能低下との関連が知られています。しかし、見つかった方が必ず認知症になるわけではなく、「認知症の前段階」と決めつけることもできません。血管の危険因子を見直し、生活や認知機能に変化があれば相談することが大切です。
頭痛、めまい、物忘れがある場合も、偶然見つかった古い梗塞が原因とは限りません。それぞれの症状の経過と、ほかの原因を合わせて評価します。[定義・リスク・治療の出典]
違いを考えるうえでは、症状の有無と経過、画像の種類を分けて確認します。「MRIに白い点がある」という説明だけでは、脳梗塞とは判断できません。
| 状態・所見 | 主な違い | 確認すること |
|---|---|---|
| 無症候性脳梗塞 | 画像に梗塞の所見があり、対応する明らかな症状が確認されない | 過去の症状、診察所見、梗塞の場所・新旧、危険因子 |
| 症候性脳梗塞 | 梗塞に対応した麻痺や言語障害などがある、または以前にあった | 今は改善していても、症状を伴った事実と再発予防の必要性 |
| 一過性脳虚血発作(TIA) | 一時的な血流不足による神経症状が起こる。無症候性とは異なる | 症状が消えても緊急評価が必要。画像などで脳梗塞との区別も行う |
| 白質病変・血管周囲腔 | 白質の変化や、血管の周囲の隙間が画像で見えるもの。梗塞と同じではない | 撮像法、形・場所・広がりなどを合わせて読影する |
| 脳微小出血 | 小さな出血の痕跡を示す画像所見で、梗塞とは別のもの | 血圧管理や、薬を選ぶ際の出血リスクの評価 |
MRIは撮像法によって白く・黒く見える部分が変わります。陳旧性(古い)梗塞、白質病変、血管周囲腔などは、複数の画像と診察から区別します。読影報告書の言葉が分からない場合は、検査した施設や担当医に確認してください。[画像所見の出典]
新たな脳梗塞の症状や治療の概要は、脳梗塞の診療案内で説明しています。今まさに症状がある場合は、記事を読み進めず救急対応を優先してください。
まず、画像の所見が本当に梗塞なのか、症状を伴ったことがないかを確認し、今後の予防に必要な評価を選びます。
病歴や画像の分布によって、心電図・心拍の記録、血液検査、頚動脈エコー、心エコーなどを検討します。全員にすべての検査が必要なわけではありません。[原因評価の参考資料]
新しい梗塞が疑われると説明された場合や、検査施設から緊急受診を指示された場合は、その指示に従い速やかに受診してください。症状がないように感じても、通常の経過観察まで待つ扱いにはしません。
治療・管理の中心は、将来の脳卒中につながる危険因子を評価し、改善することです。薬を追加しない場合も、「何もしなくてよい」という意味ではありません。
高血圧があれば、家庭血圧なども参考に治療を調整します。ただし、低いほどよいわけではありません。年齢、フレイル、立ちくらみ・起立性低血圧、腎臓や心臓の病気などを踏まえて、無理のない目標を決めます。
糖尿病や脂質異常症の管理も大切です。治療目標や薬は全員同じではなく、ほかの病気や低血糖などのリスクも考慮します。継続的な管理については、当院の高血圧、糖尿病、脂質異常症の診療案内もご覧ください。
無症候性脳梗塞の所見だけを理由に、全員へ抗血小板薬を始めることは勧められていません。日本脳卒中学会のガイドライン2021〔改訂2025〕では、個々のリスクを慎重に評価し、血圧管理を行ったうえで、出血リスクに配慮して検討する考え方が示されています。
アスピリンなどの抗血小板薬は、血小板の働きを抑えて血栓をできにくくする薬です。予防の利益だけでなく、消化管や脳などの出血リスクも考えて判断します。過去に症候性脳梗塞・TIAがあった方や、冠動脈の病気などで別の適応がある方は、無症候性の所見だけがある方と判断が異なります。[ガイドライン]・[医薬品情報]
抗凝固薬は血液が固まる仕組みに作用する薬で、心房細動などによる血栓の予防に使われることがあります。無症候性脳梗塞があるという理由だけで一律に始めるものではありませんが、別の病気による適応があれば必要になる場合があります。
すでに服用している薬を、この記事を理由に中止しないでください。処方目的を確認し、変更は処方医と相談しましょう。薬の違いや注意点は、抗血小板薬と抗凝固薬の違いを解説した記事にまとめています。
治療の目的は、すでにできた梗塞の跡を薬で消すことではなく、新たな脳卒中などのリスクを下げることです。画像に跡が残っていても、危険因子を管理する意義があります。逆に、画像の見え方が変わったことだけで治ったと判断することもできません。
認知症を確実に防ぐ薬があるという意味でもありません。生活や記憶力に変化があれば、その変化自体について相談してください。
全員に毎年、あるいは半年ごとのMRIや頚動脈エコーが必要とは限りません。病変の種類、原因として疑う病気、危険因子の管理状況、新しい症状の有無などによって、検査の種類と間隔を決めます。
経過観察では、画像だけでなく血圧や検査値、服薬状況、生活の変化を確認します。「次の受診はいつか」「どのような症状が出たら予定を待たず相談するか」を担当医と共有しましょう。
無症状の方が受ける脳ドックなどの検診と、病変が見つかった後に必要性を判断して行う診療は異なります。この記事は、無症状のすべての方へMRI検診を勧めるものではありません。
禁煙、塩分の取りすぎを避けたバランスのよい食事、身体状況に合った運動、処方された薬の適切な継続が基本です。血圧の記録も管理に役立ちます。体力や転倒リスクに合わせ、運動量は必要に応じて相談してください。
大量の水分摂取、サプリメント、飲酒を脳梗塞予防として勧めることはできません。水分制限などの指示がある方は、その指示に従いましょう。
受診には、健診結果、MRIなどの画像と読影報告書、過去の症状のメモ、お薬手帳、家庭血圧の記録があると役立ちます。手元にそろっていないことを理由に、緊急の受診を遅らせる必要はありません。
隠れ脳梗塞は一般に、画像に梗塞の所見があっても対応する明らかな症状が確認されない無症候性脳梗塞を指します。今は症状がなくても、過去の症状や診察所見によって判断が変わります。
血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙などを評価し、必要な管理を行います。症状がないから放置してよいとは限りませんが、全員に同じ薬を追加するわけでもありません。
無症候性脳梗塞の所見だけを理由に全員へ開始するものではありません。抗血小板薬と抗凝固薬は異なり、脳梗塞・TIAの既往や心房細動などの別の適応と出血リスクを踏まえて判断します。服用中の薬は自己中止しないでください。
認知機能低下との関連はありますが、必ず認知症になるわけではありません。危険因子の管理を続け、物忘れや生活上の変化があれば、その症状について相談してください。
全員に毎年必要とは限りません。画像所見、危険因子、新しい症状などに応じて検査の種類と間隔を決めます。突然の麻痺や言葉の異常などが出た場合は、次の検査を待たず119番へ連絡してください。
画像の意味や過去の症状、治療の必要性は、脳神経内科の診療案内をご確認のうえご相談ください。西新宿今野クリニックでは、診察内容に応じて必要な評価や専門医療機関への紹介を判断します。
血圧・血糖・脂質などの継続的な管理は、内科でもご相談いただけます。来院方法はアクセス・診療時間をご確認ください。突然の麻痺や言葉の異常などがある場合は、当院への来院より119番を優先してください。