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初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2・第4土曜日は休診
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胃痛と呼ばれるみぞおちの痛み、食後の胃もたれや少量で満腹になる感じは、胃炎・潰瘍・逆流症だけでなく、胃に明らかな傷のない機能性ディスペプシアなどでも起こります。みぞおちの痛みだけで胃の病気とは決められず、胆道・膵臓・心臓の病気が関わることもあります。薬で一時的に治まっても原因を否定できません。
胸の圧迫感や息苦しさ、冷汗を伴う強い痛み、突然の激痛、意識の異常、大量の吐血がある場合は119番へ連絡してください。吐血やタール状の黒色便がある場合も、通常の予約まで待たず速やかに医療機関で評価を受けてください。出血量や全身状態が悪い場合は救急対応が必要です。
胃痛は主にみぞおち周辺の痛みや灼ける感覚を指します。胃もたれは食後の重さ・膨満感で、少量で満腹になる早期満腹感とは分けて尋ねます。胸やけは胸の後ろが焼ける感じで、酸っぱいものが上がる場合は胃食道逆流症が手がかりになります。これらは重なることがあり、症状の場所や食前・食後だけで病名は確定しません。「胃もたれ=胃から食べ物が出るのが遅い」とも限りません。
胃の粘膜の炎症にはピロリ菌感染などが関わります。潰瘍はピロリ菌のほか、NSAIDs(ロキソプロフェン等)や低用量アスピリンなどでも起こり、出血する場合があります。ほかの薬でも胃腸症状は起こりますが、すべて同じ仕組みではありません。抗血栓薬やステロイドを含め、処方薬は自己判断で中止しないでください。空腹時に痛むから十二指腸潰瘍、食後なら胃潰瘍と決めることはできません。
胃食道逆流症では胸やけや酸の逆流が目立ちます。機能性ディスペプシア(FD)は、食後のつらいもたれ、早期満腹感、みぞおちの痛み・灼熱感などが続き、症状を説明する器質的な病気が見つからない状態です。胃の運動や知覚過敏、心理社会的要因などが関わり、単なる「ストレス病」ではありません。診断には経過と必要な他疾患の評価が重要で、診断基準上の期間まで受診を待つ必要はありません。過敏性腸症候群(IBS)は主に排便と関係する腹痛・便通異常の病気で、FDと重なることはあっても胃痛そのものの代表原因とは扱いません。
胃腸炎では吐き気・下痢を伴うことがあります。胆石・膵炎、心臓の病気でもみぞおちが痛む場合があります。胃がんは早期には症状がないことも多く、胃痛だけでは診断できません。食事、飲酒、喫煙、服薬歴や持病を合わせて評価します。腹部全体の痛みについては腹痛の記事も参考にしてください。

薬は「弱いものから強いものへ順番に替える」のではなく、原因と症状、持病・併用薬に応じて選びます。胃薬で症状が軽くなっても潰瘍やほかの病気がない証拠にはなりません。
| 薬の種類 | 主な役割・例 | 注意すること |
|---|---|---|
| 制酸薬 | 胃酸を中和する。アルミニウム・マグネシウム含有製剤など | 腎機能、ほかの薬の吸収、成分を製品ごとに確認 |
| H2受容体拮抗薬 | 胃酸分泌を抑える。ファモチジンなど | 腎機能に応じた注意、併用薬、市販品の年齢・使用期間を確認 |
| PPI/P-CAB | 胃酸分泌を抑える。PPIはランソプラゾール等、P-CABはボノプラザン等 | 別の薬剤群。病気・製剤で適応と期間が違う。胃もたれ全般への一律使用はしない |
| 粘膜保護薬 | 胃粘膜の防御・修復を助ける。レバミピド等 | これだけでNSAIDs関連の潰瘍・出血を必ず防げるわけではない |
| 消化管運動機能改善薬 | 病態に応じて胃の運動を調整。FDの食後愁訴にアコチアミド等 | 消化酵素とは別。アコチアミドはFDの食後膨満感・早期満腹感が国内適応 |
旧記事にあったラニチジンは国内で現在通常使う代表例として載せません。ドンペリドンなどの制吐・運動調整薬は心臓への影響や、消化管出血・閉塞などで使えない場合を製剤ごとに確認します。乗り物酔い薬や抗ヒスタミン薬、抗コリン薬を原因不明の胃痛・胃もたれ全般へ勧めません。抗コリン薬は緑内障・排尿障害などにも注意が必要です。
六君子湯などの漢方薬を使う場合も、症状・体質と製品の適応を確認します。「根本から治す」「再発しない」とは言えません。甘草を含む製剤は偽アルドステロン症・低カリウム血症や、ほかの漢方・市販薬との成分重複に注意します。
市販の胃薬には制酸薬、ファモチジン配合のH2ブロッカーのほか、要指導医薬品のオメプラゾール製剤(PPI)もあります。「PPIはすべて処方薬」ではありません。販売区分、対象年齢、使える症状と期間は製品情報で確認し、薬剤師に相談してください。胃薬を重ねたり自己増量したり、原因不明の胃痛にNSAIDsを追加したりしないでください。長期治療の必要性と副作用は病態ごとに見直し、観察研究で示された関連だけを理由に必要な薬を自己中断しないでください。
みぞおちの痛みや胃もたれは、まず内科でも相談できます。出血が疑われる、体重減少や貧血がある、症状が続く場合は、消化器内科などで詳しい評価が必要です。胸の圧迫感・冷汗や強い急性症状は診療科を選ぶ前に救急対応を優先します。
問診では痛みの場所・始まり・経過、食事との関係、胸やけ、吐き気、便の色、体重変化、服薬、ピロリ菌の検査・除菌歴を確認します。必要に応じて血液検査、上部消化管内視鏡(胃カメラ)、腹部画像検査などを選びます。胃カメラは食道・胃・十二指腸の粘膜を観察し、必要なら生検しますが、全員に必須でも、不要と決めつけてもいけません。年齢、警告症状、経過などで判断します。内視鏡で異常がなくてもFDなどによる症状は起こりえます。便潜血が陰性でも上部消化管出血や胃がんを否定できず、吐血・黒色便の評価を便潜血検査待ちにしません。
ピロリ菌の抗体は血液・尿などで調べます。便中抗原は便の菌由来成分を、尿素呼気試験は呼気の変化を調べ、内視鏡時に採った胃粘膜から調べる方法もあります。便中抗原や呼気試験を「抗体検査」と呼びません。酸分泌抑制薬や抗菌薬などが結果に影響する場合があるため、検査前の休薬は担当医の指示に従ってください。
感染と治療適応を確認して除菌する場合、国内の承認された組合せを使います。選ぶ薬、耐性、服薬状況などで成績は変わり、全員に一律の成功率は示せません。治療後は適切な時期と検査法で除菌できたか判定します。除菌してもすべての胃痛が治るわけではなく、胃がんの危険もゼロにはならないため、その後の管理を相談します。
食事が取れるなら、無理のない量をゆっくり食べ、症状を悪化させる食べ物・飲酒を控えます。全員に長時間の絶食や大量飲水、特定食品の全面禁止を勧めません。胸やけ・逆流がある方は、食後すぐ横になる習慣を見直すと役立つ場合があります。喫煙している方は禁煙を相談してください。飲めないほど吐く、強い腹痛がある場合は自宅対処だけで済ませず受診します。
体重減少、貧血、進行する飲み込みにくさ、持続する嘔吐、水分が取れない、黒色便、吐血は早めの評価が必要です。吐血やタール状便は速やかに受診し、失神・冷汗・ぐったりするなど重い状態なら119番です。鉄剤でも便が黒くなることはありますが、見た目だけで出血と区別できません。新たに症状が続く、繰り返す、市販薬で改善しない場合も相談してください。詳しい吐き気への対処は吐き気と薬の記事をご覧ください。
空腹時の痛みだけで胃潰瘍や十二指腸潰瘍とは診断できません。胃以外の原因もあり、痛みが続く・繰り返す場合は受診して経過と必要な検査を相談してください。
はい。機能性ディスペプシアなどでは粘膜に明らかな異常が見つからなくても症状が起こります。検査結果と経過から、ほかの原因も含めて評価します。
長く続く胃痛を市販薬だけで覆い隠さないでください。成分・年齢・使用期間を製品情報で確認し、改善しない、繰り返す、警告症状がある場合は医療機関へ相談してください。
除菌で改善する方もいますが、胃痛の原因がすべてピロリ菌とは限りません。感染と適応を確認して治療し、治療後は除菌判定と必要な経過観察を受けてください。
まず内科でも相談できます。吐血や黒色便などは速やかな評価が必要で、持続・再発、体重減少などがあれば消化器内科での詳しい検査を検討します。胸痛や冷汗を伴う重い症状は119番です。
胃痛・胃もたれが続く方は、当院の内科診療案内をご確認ください。診察の結果、専門的な消化器評価が必要な場合は適切な受診先を相談します。所在地はアクセスをご覧ください。救急症状や吐血は通常の相談を待たずに対応してください。