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残尿感

残尿感が気になる方へ―考えられる原因や受診の目安について

「トイレに行ったばかりなのに、まだ尿が残っている感じがする」「排尿後もすっきりしない」「何度もトイレに行きたくなる」。このような残尿感は、年齢を問わず多くの方が経験する症状です。一時的なものであれば大きな問題にならないこともありますが、症状が続く場合には、膀胱や前立腺、尿道などの病気が隠れている可能性があります。また、糖尿病や神経の病気など、内科的な疾患が原因となることもあるため、「よくあること」と自己判断せず、原因を確認することが大切です。今回は、残尿感の原因や考えられる病気、受診の目安についてご紹介します。

目次

残尿感とは?

残尿感とは、排尿を終えた後にも「まだ尿が膀胱に残っているような感じ」が続く症状です。実際に膀胱内に尿が残っている場合もあれば、尿はほとんど残っていないにもかかわらず、そのように感じることもあります。

残尿感だけでなく、

  • 頻尿
  • 尿が出にくい
  • 排尿時の痛み
  • 尿漏れ
  • 夜間頻尿

などを伴うことも少なくありません。

残尿感の主な原因

膀胱炎

女性に多い原因の一つが膀胱炎です。細菌が膀胱に感染することで炎症が起こり、

  • 排尿時の痛み
  • 頻尿
  • 残尿感
  • 尿が濁る

といった症状が現れます。発熱を伴う場合には、腎盂腎炎へ進行している可能性もあるため、早めの受診が必要です。

前立腺肥大症

中高年の男性では、前立腺肥大症が原因となることがあります。前立腺が大きくなることで尿道が圧迫され、

  • 尿の勢いが弱い
  • 排尿に時間がかかる
  • 夜間に何度もトイレへ行く
  • 残尿感がある

といった症状がみられます。

過活動膀胱

膀胱が過敏になることで、尿が十分たまっていなくても尿意を感じやすくなる病気です。突然強い尿意が起こる「尿意切迫感」や頻尿を伴うことが多く、残尿感を自覚する方もいます。

内科的な病気が関係することも

糖尿病

糖尿病では、高血糖の影響で尿量が増えるだけでなく、神経障害が進行すると膀胱の働きが低下することがあります。その結果、尿を十分に出し切れず、本当に尿が残ってしまうことがあります。喉の渇きや体重減少、多尿などを伴う場合は、糖尿病の可能性も考えられます。

神経の病気

脳梗塞や脊髄の病気、神経変性疾患などでは、排尿をコントロールする神経の働きが障害されることがあります。残尿感に加えて、手足のしびれや歩きにくさなどの症状がある場合は、詳しい検査が必要になることがあります。

その他に考えられる病気

残尿感は、

  • 尿路結石
  • 前立腺炎
  • 前立腺がん
  • 膀胱結石
  • 膀胱がん

などでもみられることがあります。特に血尿を伴う場合には、膀胱や尿路の病気が隠れている可能性もあるため、放置しないことが重要です。

受診をおすすめする症状

次のような場合は、一度医療機関を受診しましょう。

  • 残尿感が数日以上続いている
  • 排尿時に痛みがある
  • 尿が出にくい
  • 血尿が出た
  • 発熱や腰痛を伴う
  • 夜間に何度もトイレへ起きる
  • 尿漏れが増えてきた

これらの症状がある場合は、原因を調べることが大切です。

医療機関ではどのような検査を行う?

残尿感の原因を調べるために、まず症状の経過や服用中のお薬、生活習慣について詳しくお話を伺います。

必要に応じて、

  • 尿検査
  • 血液検査
  • 超音波(エコー)検査
  • 残尿量の測定

などを行います。

男性では前立腺の状態を評価することもあります。また、専門的な検査や治療が必要な場合には、泌尿器科をご紹介いたします。

日常生活で気を付けたいこと

残尿感を予防・改善するためには、

  • 水分を適切に摂る
  • 尿を我慢し過ぎない
  • 便秘を改善する
  • 適度な運動を行う
  • 糖尿病や高血圧などの生活習慣病を適切に管理する

ことも大切です。また、カフェインやアルコールを摂り過ぎると膀胱が刺激され、症状が悪化することもあるため、気になる方は控えめにするとよいでしょう。

残尿感が続く場合はお気軽にご相談ください

残尿感は、膀胱炎や前立腺肥大症などの泌尿器の病気だけでなく、糖尿病や神経の病気など内科的な疾患が関係していることもあります。「年齢のせいだから」「そのうち治るだろう」と放置していると、原因となる病気が進行してしまう可能性もあります。当院では、残尿感の原因について丁寧に診察し、尿検査や血液検査など必要な検査を行っています。また、泌尿器科での専門的な診察や治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関へ速やかにご紹介いたします。西新宿周辺で残尿感や排尿の違和感にお悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。原因を明らかにすることで、症状の改善や早期治療につながることがあります。

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