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寝汗

寝汗が気になる方へ―考えられる原因や受診の目安について

「朝起きるとパジャマが濡れている」「夜中に汗をかいて目が覚める」「暑くないのに寝汗をかくことが増えた」。寝汗は、誰でも一度は経験することがある症状です。寝ている間には体温を調節するためにある程度汗をかくのが正常ですが、毎日のように大量の寝汗をかく場合や、これまでになかった寝汗が続く場合には、体からのサインである可能性があります。多くは室温や寝具などの環境が原因ですが、中には感染症や内分泌の病気、悪性腫瘍などが隠れていることもあります。今回は、寝汗の原因や考えられる病気、受診の目安についてご紹介します。

目次

寝汗とは?

寝汗とは、睡眠中にかく汗のことです。人は眠っている間に体温を調節するため、コップ1杯程度の汗をかくといわれています。そのため、多少の寝汗は生理的な現象であり、心配する必要はありません。一方で、衣類やシーツを着替えなければならないほど大量の汗をかく場合や、以前にはなかった寝汗が続く場合は、原因を調べた方がよいことがあります。

寝汗の主な原因

室温や寝具

夏場の暑さや暖房の効きすぎ、厚着をして寝ていることなどで寝汗が増えることがあります。まずは室温を20〜26℃程度に調整し、通気性のよい寝具やパジャマを選ぶことも大切です。

ストレス

精神的なストレスや緊張、不安が続くと、自律神経のバランスが乱れ、寝汗が増えることがあります。仕事や家庭環境の変化などをきっかけに症状が出る方も少なくありません。

更年期

女性では更年期に女性ホルモンが減少することで、ほてりや発汗が起こりやすくなります。夜間に大量の汗をかいて目が覚めることもあり、日中のほてりを伴う場合には更年期症状の可能性があります。

考えられる病気

感染症

風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などでは、発熱に伴って寝汗をかくことがあります。また、結核など慢性的な感染症でも寝汗が続くことがあり、長引く発熱や咳、体重減少を伴う場合には注意が必要です。

甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンが過剰になる病気では、代謝が活発になり、汗をかきやすくなります。

寝汗のほかに、

  • 動悸
  • 手の震え
  • 体重減少
  • 暑がり
  • 食欲があるのに痩せる

などの症状がみられることがあります。

低血糖

糖尿病の治療中の方では、夜間に血糖値が下がり過ぎることで寝汗をかくことがあります。夜中に目が覚める、動悸がする、朝起きると強い疲労感があるという場合は、一度主治医に相談しましょう。

悪性リンパ腫

頻度は高くありませんが、悪性リンパ腫では大量の寝汗が続くことがあります。

特に、

  • 原因不明の発熱
  • 体重減少
  • 首や脇、足の付け根のリンパ節の腫れ

を伴う場合には、詳しい検査が必要になることがあります。

受診をおすすめする症状

次のような場合は、一度医療機関を受診しましょう。

  • 寝汗が何週間も続いている
  • シーツやパジャマを着替えるほど大量の汗をかく
  • 発熱が続いている
  • 咳が長引いている
  • 原因不明の体重減少がある
  • 動悸や手の震えを伴う
  • 首や脇のしこりに気付いた

このような症状がある場合は、詳しい検査が必要になることがあります。

医療機関ではどのような検査を行う?

寝汗の原因を調べるためには、まず症状の経過や生活習慣について詳しくお話を伺います。そのうえで必要に応じて、

  • 血液検査
  • 胸部レントゲン検査
  • 尿検査
  • 甲状腺機能検査

などを行います。

症状によっては、CT検査や専門医療機関での詳しい検査をご案内することもあります。

日常生活でできる工夫

寝汗が気になる場合は、

  • 室温や寝具を見直す
  • 規則正しい生活を心がける
  • 十分な睡眠をとる
  • ストレスをため込み過ぎない
  • アルコールや香辛料の摂り過ぎを控える

といった生活習慣の改善も役立ちます。ただし、これらを試しても改善しない場合は、病気が隠れていないか確認することが大切です。

寝汗が続く場合はお気軽にご相談ください

寝汗は環境やストレスが原因となることも多い一方で、感染症や甲状腺の病気、糖尿病、悪性リンパ腫などが原因となることもあります。特に、大量の寝汗が続く場合や、発熱・体重減少・長引く咳・リンパ節の腫れなどを伴う場合には、早めの受診をおすすめします。当院では、寝汗の原因について丁寧に診察し、必要に応じて血液検査や画像検査をご案内しています。また、専門的な検査や治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関へ速やかにご紹介いたします。西新宿周辺で寝汗が続いている方や、「年齢のせいだろう」と様子を見ている方も、お気軽に当院までご相談ください。原因を明らかにすることで、不安の解消や早期治療につながる場合があります。

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