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手の震え

手の震えが気になる方へ|考えられる原因や病気、受診の目安を解説

「字を書こうとすると手が震える」「コップを持つと手が震える」「緊張すると手が震えてしまう」。手の震えは誰にでも起こることがありますが、疲労や緊張による一時的なものから、神経や内科の病気が原因となっているものまでさまざまです。一時的な震えであれば心配のないことが多い一方で、症状が続いたり、日常生活に支障をきたしたりする場合は、早めに原因を調べることが大切です。今回は、手の震えの原因や考えられる病気、受診の目安について解説します。


目次

手の震えとは

手の震えは医学的には「振戦」と呼ばれます。自分の意思とは関係なく、手や指が細かく規則的に震える状態を指します。

震えには、

  • 手を伸ばしたときに震える
  • 物を持つと震える
  • 字を書くと震える
  • 安静にしているときに震える

など、さまざまなタイプがあります。震えが起こる状況によって、原因となる病気をある程度推測することができます。


一時的な手の震え

健康な方でも、次のような状況では一時的に手が震えることがあります。

緊張やストレス

人前で話すときや大事な場面では、交感神経が活発になり、手が震えることがあります。これは誰にでも起こり得る生理的な反応で、多くの場合は心配ありません。


疲労や睡眠不足

疲れがたまっているときや睡眠不足のときにも、一時的に震えが強くなることがあります。十分な休養をとることで改善することがほとんどです。


カフェインの摂り過ぎ

コーヒーやエナジードリンクなどに含まれるカフェインを過剰に摂取すると、手が震えることがあります。摂取量を減らすことで改善することが多いでしょう。


手の震えの主な病気

本態性振戦

最も多い原因の一つが本態性振戦です。特徴は、

  • 物を持つと震える
  • コップや箸が使いにくい
  • 字が書きにくい
  • 家族にも同じ症状の方がいることがある

などです。命に関わる病気ではありませんが、日常生活に支障がある場合には薬による治療で改善が期待できます。


パーキンソン病

パーキンソン病では、安静にしているときの震えが特徴です。さらに、

  • 動作が遅くなる
  • 歩幅が小さくなる
  • 転びやすくなる
  • 表情が乏しくなる

などの症状を伴うことがあります。早期診断と適切な治療によって、症状をコントロールできる場合が多くあります。


甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンが過剰になると、全身の代謝が活発になり、手の震えが現れることがあります。そのほか、

  • 動悸
  • 汗をかきやすい
  • 体重減少
  • 暑がり
  • 疲れやすい

などを伴うことがあります。血液検査で診断できます。


低血糖

糖尿病の治療中の方では、血糖値が下がり過ぎることで手の震えが起こることがあります。同時に、

  • 冷や汗
  • 動悸
  • 強い空腹感
  • 意識がぼんやりする

などの症状がみられる場合は、低血糖の可能性があります。


薬剤やアルコールが原因になることも

一部の薬では副作用として手の震えがみられることがあります。また、長期間多量に飲酒している方では、アルコールを飲まない時間帯に震えが現れることがあります。自己判断で薬を中止することはせず、症状が気になる場合は医師へ相談しましょう。


脳の病気が原因となることは?

まれですが、

  • 脳卒中
  • 脳腫瘍
  • 小脳の病気

などで手の震えが現れることがあります。特に、

  • 急に震えが始まった
  • 手足のしびれがある
  • ろれつが回らない
  • 激しい頭痛を伴う

といった症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。


このような場合は受診をおすすめします

次のような症状がある場合には、一度医療機関で相談しましょう。

  • 震えが数週間以上続いている
  • 日常生活に支障がある
  • 字が書きにくくなった
  • コップや箸を持ちにくい
  • 片側だけ震える
  • 歩きにくさや動作の遅さがある
  • 動悸や体重減少を伴う

原因を調べることで、適切な治療につながることがあります。


医療機関ではどのような検査を行うの?

症状に応じて、

  • 問診
  • 神経学的診察
  • 血液検査(甲状腺機能、血糖値など)
  • 頭部MRIやCT
  • 必要に応じて専門的な神経学的検査

を行います。震えの種類や現れ方を詳しく確認することが、診断の大切な手がかりになります。


日常生活で気を付けたいこと

震えが気になる方は、

  • 十分な睡眠をとる
  • ストレスをため込まない
  • カフェインを摂り過ぎない
  • 飲酒量を見直す
  • 規則正しい生活を送る

ことが大切です。ただし、生活習慣を改善しても震えが続く場合は、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。


まとめ

手の震えは、緊張や疲労による一時的なものから、本態性振戦、パーキンソン病、甲状腺機能亢進症、低血糖など、さまざまな原因で起こります。特に、症状が長く続く場合や、日常生活に支障がある場合、歩きにくさや動作の遅さなどを伴う場合は、早めの受診が重要です。西新宿で内科・脳神経内科をお探しの方で、手の震えや動作の変化、しびれなどの症状が気になる方は、ぜひ当院へご相談ください。丁寧な問診と診察を行い、必要に応じて血液検査や画像検査、専門医療機関との連携を通じて、原因に応じた適切な診療をご提供いたします。

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