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初診の方とリハビリの方は、診療終了30分前までの受付となります。
【休診日】日祝、水曜午後、土曜午後 ※第2・第4土曜日は休診
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手足に力が入らないと感じても、すべてが麻痺やALSというわけではありません。実際に筋力が低下している場合のほか、疲労、しびれ、痛み、動作の遅さなどによって、動かしにくいと感じることもあります。
突然、片側の手足や顔に力が入らなくなった、言葉が出ない・ろれつが回らない場合は、脳卒中の可能性があるため119番へ連絡してください。症状が一つだけ、軽い、短時間で治まった場合も、様子見にしないことが大切です。[1・2]
この記事では、「いつから」「どこが」「どう変化しているか」を手がかりに、主な原因と受診の目安を整理します。病名を自分で決めるためではなく、適切な相談につなげるためにご活用ください。
急な脱力に、脳卒中や呼吸・意識の異常が疑われる場合は、通常の外来を待たず救急対応を優先します。
このような場合は119番へ連絡し、予約や診療時間を待たず、自分で運転しないでください。脳卒中では、突然の視野の異常や強いふらつきなどが前面に出る場合もあります。顔・腕・言葉の症状がそろわないからといって否定できません。自己チェックのために通報を遅らせないでください。[1~3]
発症した時刻と、最後に普段どおりだった時刻が治療の判断に役立ちます。起床時に気づいた場合は、寝る前の状態も伝えてください。時刻が分からなくても、その確認に時間をかけて連絡を遅らせないでください。[1]
筋力低下は「力を出す能力の低下」で、だるさや感覚の変化とは区別して評価します。ただし、複数が一緒に起こることもあります。
「箸が使いにくい」「ペットボトルを落とす」「階段がつらい」など、困っている動作を具体的に伝えると診察の手がかりになります。握力の自己測定や無理な反復運動だけで、原因を判定することはできません。[4・5]
始まり方と進む速さは、受診の緊急性を判断する重要な情報です。ただし、経過だけで病名は決まりません。
脳梗塞や脳出血などを考え、急な片側の脱力や言語障害は119番へ連絡します。しびれがある場合や、症状が消えた場合も、脳卒中や一過性脳虚血発作(TIA)を否定できません。[1・2]
予約日まで待たず、当日中に評価を受けてください。神経の炎症などで、筋力低下が短期間に広がる場合があります。急に歩けなくなった、急速な全身の脱力、呼吸・嚥下・意識の異常がある場合は119番を優先します。[3・6]
脚の脱力に、新たに尿が出にくい・漏れる、股の周囲の感覚が鈍いなどの症状を伴う場合も、脊髄や馬尾などの障害を考え、直ちに救急外来へ相談してください。自力で安全に移動できない場合や急速に悪化している場合は119番へ連絡します。[7]
徐々に力が落ちる、筋肉がやせる、日常動作の支障が増える場合は、早めに脳神経内科へ相談してください。ゆっくりした経過でも軽症とは限りません。使うと力が続かず休むと変わる症状は重症筋無力症などでみられますが、日内変動だけでは診断できません。[5・8]
「両側だから安全」「しびれがあるから脳の病気ではない」とは判断しないでください。
脳から筋肉までの運動の経路と、全身の状態を確認します。原因によって治療が異なり、同じ「脱力」でも必要な検査や対応は変わります。以下は主な例で、病名の一覧から自己診断することはできません。[4・5]
脳卒中、脳や脊髄の腫瘍・炎症、頸椎の病変による脊髄の圧迫などで筋力低下が生じる場合があります。障害される場所によって、手足のどこに症状が出るか、感覚や排尿に影響するかが異なります。
一方、パーキンソン病の動作緩慢や筋強剛による動かしにくさは、典型的な筋力低下・麻痺と同じではありません。脊髄小脳変性症などでみられる運動失調も、動きの調整がうまくいかない状態です。病名に「脊髄」が含まれていても、単純な脊髄性の筋力低下としてまとめることはできません。[9]
神経の圧迫や炎症などで、しびれと筋力低下が起こる場合があります。手根管症候群では手指のしびれや親指の付け根の筋力低下、腓骨神経の障害では足首を持ち上げにくくなる下垂足などがみられます。
腰椎の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症で障害される神経根・馬尾は、脊髄そのものとは区別します。脚の痛みやしびれ、筋力低下に加え、排尿の変化がある場合は特に早い評価が必要です。[7・10]
ギラン・バレー症候群は末梢神経の免疫性の病気で、数日単位で筋力低下が進み、呼吸や飲み込みに影響することがあります。感染後にみられる場合がありますが、必ず感染が先行する、必ず足から始まるというわけではありません。[6]
糖尿病でも末梢神経障害が起こりますが、明らかな脱力が新たに出た場合に、糖尿病だけが原因と決めつけず評価することが大切です。しびれについては手足のしびれの診療案内もご覧ください。
重症筋無力症は、神経筋接合部で信号が伝わりにくくなる病気です。まぶたが下がる、物が二重に見える、筋肉を使うと力が続きにくいなどの症状があり、飲み込みや呼吸に関わる筋肉にも影響する場合があります。単なる疲労や筋肉そのものの病気とは区別して調べます。[8]
筋肉自体の病気をミオパチーといい、炎症性筋疾患や筋ジストロフィーなどがあります。肩や太ももなど体の中心に近い筋肉が弱くなる病気が多く、立ち上がりや腕を上げる動作に支障が出ることがあります。ただし、分布には例外があり、しびれの有無だけで診断・除外することはできません。[5・11]
甲状腺の病気、カリウムなどの電解質異常、薬剤の影響でも筋力低下が起こる場合があります。栄養状態や活動量の低下も確認しますが、原因不明の脱力を加齢や運動不足だけと決めつけないことが重要です。カリウムなどを自己補充したり、処方薬を一律に中止したりせず、服用しているものを医師へ伝えてください。[5・11]
脳梗塞は、脳の血管が詰まり、障害された場所に応じて脱力や言語障害などが現れる病気です。急に起きた症状を、自宅でALSなど別の病気と比較して待つ必要はありません。軽い・短時間で治まったという理由でも安全とはいえず、119番へ連絡してください。[1・2]
ALSは、筋肉を動かす指令を伝える運動ニューロンが障害される病気です。筋肉だけの病気ではなく、徐々に進む実際の筋力低下や筋萎縮などを、診察・検査で評価します。[12]
手に力が入らないという自覚や、筋肉のぴくつきだけでALSと判断することはできません。しびれの有無、握力の自己測定、ネット上のチェックだけで確定も除外もできません。以前できた動作が難しくなり、その変化が続く・進む場合は相談してください。
ALSの診断・検査の詳しい説明は、ALSを疑う症状と診断の流れをご覧ください。本記事では、まず症状の緊急性と相談先を判断することを重視しています。
緊急症状がなければ、筋力低下は脳神経内科が主な相談先です。全身のだるさや持病・薬との関係など、どこに相談するか迷う場合は内科でも相談できます。痛みや関節・背骨の症状が中心の場合は、整形外科との連携が必要になることもあります。[4・10]
診察では筋力だけでなく、感覚、反射、筋肉のやせ、動作の速さ・協調性などを確認します。その所見に応じて、血液検査、脳や脊椎の画像検査、神経伝導検査、針筋電図などを選びます。神経伝導検査は神経の信号の伝わり方を、針筋電図は筋肉の電気活動を調べる検査です。[5・11]
全員にすべての検査が必要ではありません。また、血液検査や画像検査が一つ正常でも、すべての神経・筋疾患を否定できるわけではありません。専門的な検査が必要な場合は、実施できる医療機関への紹介を含めて相談します。
無理な筋トレや歩行練習より、安全の確保と原因の評価を優先してください。転びそうな場合は一人で歩かず、階段や入浴などにも気をつけ、周囲の方に助けを求めましょう。原因や体の状態に合わせた運動・リハビリは、評価後に相談します。
お薬手帳や過去の検査結果があれば持参してください。ただし、救急症状がある場合は、記録や荷物の準備で119番への連絡を遅らせないでください。飲み込みにくい方に無理に飲食させないことも大切です。[1・3]
脳卒中の可能性があるため119番へ連絡してください。症状が軽い、顔や言葉の異常がない場合も自己判断で待たず、自分で運転しないでください。発症時刻や最後に普段どおりだった時刻が分かれば伝えてください。
突然の片側の脱力や言語障害が短時間で消えた場合でも、一過性脳虚血発作や脳卒中の可能性があります。様子見にせず119番へ連絡してください。繰り返す・変動する脱力も、原因に応じた評価が必要です。
それだけではALSと診断できません。神経の圧迫、痛み、筋肉の病気などでも起こります。以前できた動作が難しくなり、その変化が続く・進む場合は脳神経内科へ相談してください。筋肉のぴくつきや握力の自己測定だけでも判断できません。
末梢神経の圧迫や炎症、脳・脊髄などの病気で起こる場合があります。しびれがあるから脳卒中ではないとはいえません。突然の片側の症状は119番、短期間で悪化する場合は予約を待たず当日中の評価が必要です。
緊急症状がなければ脳神経内科が主な相談先です。全身のだるさや持病・薬との関係、受診先に迷う場合は内科でも相談できます。突然の脱力、呼吸・嚥下・意識の異常などがあれば、通常外来より119番への連絡を優先してください。
西新宿今野クリニックでは、脳神経内科で手足の筋力低下や動かしにくさを相談できます。症状の経過と診察所見から必要な評価を考え、専門的な検査・治療が必要な場合は専門医療機関につなげます。
全身の体調や持病、薬との関係は内科の診療案内もご確認ください。所在地はアクセス・交通案内をご覧ください。突然の脱力や呼吸・意識の異常がある場合は、当院の診療時間を待たず119番へ連絡してください。
2026年9月14日確認。公開年のあるガイドラインと、各機関の患者向け資料を区別して参照しています。