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西新宿今野クリニック・内科・発熱外来・脳神経内科・整形外科

胸が痛い・胸がチクチクする|胸痛の原因と受診の目安

胸の痛みには心臓や肺の病気のほか、胃酸の逆流、筋肉や肋骨周辺の炎症など、さまざまな原因があります。痛む場所や「チクチクする」「締め付けられる」といった感覚だけで、原因や緊急性を判断することはできません。まず救急対応が必要な症状を確認し、緊急症状がなく受診先に迷う場合は内科へご相談ください。

本記事は2026年9月13日に国内学会・公的機関の資料を確認し、一般向けに整理しました。記事だけで個別の診断はできません。

目次

このような胸の痛みは119番へ

次の症状がある場合は、心筋梗塞、大動脈解離、肺血栓塞栓症など緊急治療が必要な病気も考えられます。

  • 突然、強い胸の痛みや背中の痛みが出た
  • 胸を締め付けられる、押しつぶされるような痛みが続く
  • 胸痛に冷汗、顔色不良、強い息苦しさ、吐き気を伴う
  • 意識が遠のく、倒れる、呼びかけへの反応が悪い
  • 胸痛が腕・肩・顎・背中へ広がり、全身状態が悪い

このような場合は当院の診療時間や予約を待たず、119番へ連絡してください。自分で車を運転して受診することは避けましょう。

痛みが短い、強くない、右側にあるという理由だけでは安全と判断できません。症状が軽く見えても、呼吸困難、冷汗、意識状態の変化などを伴う場合は注意が必要です。

胸が痛いときは何科を受診する?

緊急症状がなく原因が分からない場合は、まず内科で相談できます。胸痛は複数の臓器から生じるため、症状と診察所見を合わせ、必要な検査や専門科への紹介を判断します。胸部症状の診療案内は胸の痛み・胸部不快感もご確認ください。

次の場合は症状がいったん治まっていても早めに受診してください。

  • 初めて経験する、原因の分からない胸痛
  • 歩行や階段で胸が苦しくなり、休むと治まる
  • 胸痛を繰り返す、以前より頻繁・長時間になった
  • 深呼吸や咳で胸が痛み、発熱や息切れもある
  • 新たに安静時や夜間にも痛むようになった

現在強い症状がある場合は、通常の外来受診より救急対応を優先してください。

胸の痛みで考えられる主な原因

狭心症・心筋梗塞

心臓の筋肉へ血液を届ける冠動脈の血流が不足すると、胸の圧迫感や締め付け感が生じることがあります。狭心症では歩行や階段などの動作で症状が出て休むと治まる場合がありますが、安静時や夜間・早朝に起こるタイプもあります。

心筋梗塞では血流が途絶えるなどして心筋が傷つきます。胸の症状が続く、冷汗、吐き気、息苦しさを伴う場合は速やかな救急対応が必要です。一度治まったことや、痛みが典型的でないことだけでは否定できません。

大動脈解離

大動脈の壁が裂ける病気で、突然の激しい胸痛・背部痛、移動する痛み、意識障害などが現れる場合があります。症状だけで確定はできませんが、疑われる場合は直ちに救急対応が必要です。

気胸・肺血栓塞栓症・胸膜炎

気胸では突然の片側の胸痛や息苦しさが現れることがあります。肺血栓塞栓症は血栓が肺の血管に詰まる病気で、突然の息苦しさ、胸痛、速い脈、失神などを起こす場合があります。肺炎に伴う胸膜炎などでは、発熱や咳があり呼吸に合わせて痛むことがあります。深呼吸で痛む場合でも筋肉痛とは限りません。

逆流性食道炎

胃酸などが食道へ逆流し、胸やけや胸の中央が焼けるような痛みが生じる場合があります。食後や横になったときに悪化し、酸っぱいものが上がる感覚を伴うことがあります。ただし、心臓の病気でも似た不快感が出るため、症状だけで決めつけないことが大切です。

筋肉・肋骨周辺の痛み、肋間神経痛

胸の筋肉や肋軟骨などに由来する痛みでは、体をひねる、腕を動かす、特定の場所を押すなどで痛みが変化することがあります。肋間神経痛では肋骨に沿う刺すような痛みが出る場合がありますが、「押すと痛い」「チクチクする」だけで心臓や肺の病気を除外できません。

ストレス・不安に伴う症状

ストレス、不安、過呼吸などで胸の圧迫感、動悸、息苦しさが起こることがあります。初めて、または繰り返す胸痛を最初からストレスが原因と判断せず、身体の病気がないか評価することが重要です。

胸痛ではどのような検査をしますか?

痛みが始まった時刻、持続時間、動作・食事・呼吸・姿勢との関係、随伴症状、持病や服薬歴を確認し、血圧、脈拍、呼吸状態、酸素飽和度などを評価します。そのうえで疑われる病気に応じて検査を選び、全員にすべての検査を行うわけではありません。

検査主に確認すること
心電図心筋への血流不足を疑う変化や不整脈
胸部X線気胸、肺炎、胸水など
血液検査心筋障害や炎症など
心臓超音波検査心臓の動きや心臓周囲の液体など
CT・造影CTなど大動脈、肺血管、肺などの異常

一度の心電図が正常でも、狭心症などを完全には否定できません。症状が出ていないときには異常を捉えられない場合があり、経過に応じた再評価や専門医療機関での検査が必要です。上記検査をすべて当院で実施できるという案内ではありません。緊急性が高い場合は対応可能な医療機関での診療を優先します。

受診時に伝えていただきたいこと

  • いつ始まり、何秒・何分ほど続くか
  • どこが、どのように痛むか、広がる場所はあるか
  • 運動、食事、深呼吸、姿勢で変化するか
  • 息苦しさ、冷汗、発熱、動悸、吐き気があるか
  • 持病、服用薬、最近の手術、長時間の移動があるか

お薬手帳や過去の検査結果があれば持参してください。ただし、救急症状がある場合は、記録や持ち物の準備で119番通報を遅らせないでください。

胸の痛みに関するよくある質問

胸が一瞬チクッとするだけでも受診が必要ですか?

短時間の痛みは筋肉や神経などに由来することもありますが、持続時間だけでは原因や緊急性を特定できません。初めて、繰り返す、運動に伴う場合は受診し、冷汗や強い息苦しさを伴う場合は救急要請を検討してください。

左胸ではなく右胸が痛い場合は安心ですか?

右胸の痛みでも、気胸や胸膜炎などが考えられます。左右の場所だけで安全かどうかは判断できません。突然の痛み、息苦しさ、意識状態の変化などがある場合は速やかな評価が必要です。

押すと痛む場合は肋間神経痛ですか?

筋肉や肋軟骨の痛みでも圧痛が出ますが、押したときの痛みだけで肋間神経痛とは診断できず、心臓や肺の病気も完全には除外できません。発症状況、随伴症状、診察所見を合わせて判断します。

健診の心電図が正常なら心臓の病気はありませんか?

健診時に正常でも、その後に生じた病気や発作時だけ現れる異常までは否定できません。また、一度の心電図だけですべての狭心症を除外できるわけではありません。新たな胸痛があれば受診してください。

痛みが治まったら様子を見てもよいですか?

痛みが消えても、狭心症などの可能性は残ります。歩くと痛んで休むと治まる、繰り返す、以前より頻繁・長時間になった場合は早めに受診してください。現在強い症状がある場合は救急対応を優先します。

西新宿で胸の痛みをご相談される方へ

西新宿今野クリニックでは、内科で胸の痛みや胸部の違和感についてご相談いただけます。症状や診察所見に応じて必要な検査や専門医療機関への紹介を判断します。受診先に迷う場合は内科の診療案内、所在地はアクセスをご覧ください。

突然の強い胸痛、冷汗、強い息苦しさ、意識の異常がある場合は、当院への来院より119番への連絡を優先してください。

参考資料

医学情報の最終確認日:2026年9月13日

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