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味覚障害

味覚障害とは?|味を感じにくい原因や考えられる病気、受診の目安を解説

「食べ物の味が薄く感じる」「急に味が分からなくなった」「何を食べても苦味や金属のような味がする」。味覚の異常は、食事の楽しみを奪うだけでなく、食欲の低下や栄養不足にもつながる症状です。一時的な風邪が原因となることもありますが、亜鉛不足や薬の副作用、糖尿病などの病気が隠れていることもあります。「そのうち治るだろう」と様子をみているうちに症状が長引いてしまうこともあるため、味覚の異常が続く場合には原因を調べることが大切です。今回は、味覚障害の原因や考えられる病気、受診の目安について解説します。


目次

味覚障害とは

味覚障害とは、本来感じられるはずの味が分からなくなったり、味の感じ方が変化したりする状態です。症状は人によってさまざまで、

  • 味が薄く感じる
  • 全く味が分からない
  • 甘味や塩味だけ分からない
  • 苦味や金属のような味を感じる
  • 何を食べてもおいしく感じない

などがあります。症状が軽いうちは気付きにくいこともありますが、食事を楽しめなくなったり、濃い味付けを好むようになったりすることで気付く方も少なくありません。


風邪や感染症による味覚障害

味覚障害の原因として比較的多いのが、風邪などの感染症です。鼻づまりがあると香りを感じにくくなるため、「味がしない」と感じることがあります。また、ウイルス感染によって味を感じる細胞が一時的に障害されることもあります。多くは時間とともに改善しますが、数週間以上続く場合には一度受診することをおすすめします。


亜鉛不足

味覚障害の代表的な原因の一つが亜鉛不足です。亜鉛は味を感じる細胞の働きに欠かせない栄養素で、不足すると新しい細胞が作られにくくなり、味覚に影響が出ることがあります。偏った食生活や高齢による食事量の低下、消化器の病気などが原因で亜鉛不足になることがあります。必要に応じて血液検査を行い、不足している場合は食事の見直しや亜鉛製剤による治療を検討します。


薬の副作用

服用中の薬が味覚障害の原因になることもあります。特に、高血圧の薬や一部の抗菌薬、胃薬などでは、副作用として味覚の異常が報告されています。薬を飲み始めてから症状が現れた場合には、自己判断で中止せず、処方した医師に相談しましょう。


糖尿病や全身の病気

糖尿病では、神経障害や唾液の分泌低下などが影響し、味覚障害が起こることがあります。また、腎臓病や肝臓病、甲状腺の病気などでも味覚に異常が現れることがあります。味覚障害だけでなく、体重減少や疲れやすさ、口の渇きなど他の症状を伴う場合には、全身の病気が隠れていないか確認することが大切です。


口の中のトラブル

味は舌だけで感じているわけではありません。口の中が乾燥していたり、舌に炎症があったりすると、味を感じにくくなることがあります。また、歯周病や合わない入れ歯などが原因となることもあり、必要に応じて歯科での診察が勧められる場合もあります。


ストレスが影響することも

強いストレスや睡眠不足、精神的な疲労が続くと、自律神経のバランスが乱れ、味覚に影響を及ぼすことがあります。検査では異常が見つからなくても、生活環境を整えることで改善するケースも少なくありません。ただし、「ストレスのせい」と決めつける前に、まずは身体的な原因がないか確認することが重要です。


このような場合は受診しましょう

味覚の異常が数日で改善することもありますが、次のような場合には医療機関への受診をおすすめします。味覚障害が2週間以上続いている場合や、急に味が全く分からなくなった場合、体重減少や強い倦怠感を伴う場合には、一度詳しく調べたほうが安心です。また、嗅覚障害も同時にある場合や、服用中の薬との関連が疑われる場合にも、早めに相談することをおすすめします。


医療機関ではどのような検査を行うの?

まずは症状が始まった時期や経過、服用している薬、食生活などについて詳しく確認します。必要に応じて血液検査を行い、亜鉛不足や糖尿病、貧血、肝機能や腎機能などを調べます。症状によっては、耳鼻咽喉科で味覚検査や嗅覚検査を行うこともあります。原因がはっきりしない場合でも、全身の状態を確認することで治療につながることがあります。


日常生活で気を付けたいこと

味覚を保つためには、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などを適度に取り入れ、亜鉛を含む食品を意識して摂取しましょう。また、口の中を清潔に保ち、十分な睡眠を確保し、喫煙習慣がある方は禁煙を検討することも改善につながります。サプリメントを自己判断で大量に摂取するのではなく、不足している栄養素があるかを確認したうえで治療を進めることが大切です。


まとめ

味覚障害は、風邪や感染症、亜鉛不足、薬の副作用だけでなく、糖尿病や腎臓病など全身の病気が原因となることもあります。症状が長引く場合や、急に味が分からなくなった場合には、早めに原因を調べることが大切です。西新宿で内科をお探しの方で、味覚の異常や食べ物の味が分かりにくい、健康診断で糖尿病などを指摘されたという方は、ぜひ当院へご相談ください。丁寧な診察と血液検査を行い、必要に応じて耳鼻咽喉科など専門医療機関とも連携しながら、原因に応じた適切な診療をご提供いたします。

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