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夜間頻尿

夜中に何度もトイレに起きる原因とは?|夜間頻尿で考えられる病気と受診の目安

「夜中に2~3回はトイレへ起きる」「以前は朝まで眠れていたのに、最近は何度も目が覚めてしまう」「年齢のせいだから仕方ないと思っている」。夜中に何度もトイレへ起きる症状は、「夜間頻尿」と呼ばれます。年齢とともに増える症状ではありますが、決して加齢だけが原因ではありません。生活習慣が影響していることもあれば、糖尿病や腎臓病、心不全など、治療が必要な病気が隠れている場合もあります。睡眠中に何度も目が覚めると、睡眠の質が低下し、日中の眠気や集中力の低下につながります。「眠りが浅くなった」と感じて受診した方が、実際には夜間頻尿が原因だったというケースも少なくありません。今回は、夜中に何度もトイレへ起きる原因や考えられる病気、受診の目安について解説します。


目次

夜間頻尿とは

夜間頻尿とは、睡眠中に排尿のために1回以上起きる状態をいいます。1回程度であれば年齢や飲水量によって起こることもありますが、毎晩2回以上起きるようになると睡眠の質が低下し、日常生活にも影響が出やすくなります。「夜中に目が覚めるからトイレへ行く」のか、「尿意で目が覚める」のか区別が難しい場合もありますが、いずれにしても症状が続く場合は一度原因を確認することが大切です。


生活習慣が原因になることもあります

夜間頻尿の原因として意外に多いのが生活習慣です。夕食後から就寝前にかけて大量の水分を飲んだり、アルコールやコーヒー、緑茶など利尿作用のある飲み物を摂取したりすると、夜間の尿量が増えます。また、塩分を摂り過ぎると体内に水分がたまりやすくなり、夜間にその水分が尿として排泄されることで、何度もトイレへ起きる原因になることがあります。こうした生活習慣を見直すだけで症状が改善する方も少なくありません。


糖尿病が隠れていることがあります

夜間頻尿の原因として見逃せないのが糖尿病です。血糖値が高くなると、余分な糖を尿として排泄しようとするため、多くの水分も一緒に排泄されます。その結果、尿量が増え、夜中にも何度もトイレへ行くようになります。「最近よく喉が渇く」「水を飲む量が増えた」「体重が減ってきた」といった症状がある場合には、糖尿病の可能性も考えられます。健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘された方は、放置せず受診しましょう。


前立腺肥大症は男性に多い原因です

中高年の男性では、前立腺肥大症が夜間頻尿の代表的な原因です。前立腺が大きくなることで尿道が圧迫され、膀胱に尿が残りやすくなります。そのため、一度に十分な量を排尿できず、何度もトイレへ行くことになります。「尿の勢いが弱い」「排尿に時間がかかる」「残尿感がある」といった症状がある場合には、前立腺肥大症の可能性があります。


心臓や腎臓の病気でも夜間頻尿になります

夜間頻尿は、心臓や腎臓の病気のサインであることもあります。心不全では、昼間に足へたまった水分が、横になって寝ることで血液中へ戻り、夜間に尿として排泄されます。そのため、昼間より夜間のほうが尿量が増えることがあります。また、慢性腎臓病では腎臓の働きが低下し、尿を濃縮する力が弱くなるため、夜間にも多くの尿が作られるようになります。足のむくみや息切れ、高血圧を伴う場合には、これらの病気が隠れていないか調べることが大切です。


睡眠時無呼吸症候群が原因になることも

夜間頻尿と睡眠時無呼吸症候群は、一見関係がないように思えますが、実は深い関係があります。睡眠中に何度も呼吸が止まることで心臓に負担がかかり、尿を増やすホルモンが分泌されるため、夜中に何度もトイレへ起きるようになることがあります。大きないびきをかく方や、日中の強い眠気がある方は、一度睡眠時無呼吸症候群についても検査を受けることをおすすめします。


医療機関ではどのような検査を行うの?

夜間頻尿が続く場合には、まず生活習慣や服用中のお薬について確認します。そのうえで、尿検査や血液検査を行い、糖尿病や腎機能低下、尿路感染症などがないかを調べます。必要に応じて腹部超音波検査や残尿量の測定、男性では前立腺の評価を行うこともあります。原因によって治療法は異なるため、まずは原因を明らかにすることが重要です。


夜間頻尿を改善するためにできること

生活習慣を見直すことで改善する場合もあります。就寝前の過度な飲水やアルコールは控え、夕方以降はカフェイン飲料を飲み過ぎないようにしましょう。また、適度な運動や減塩を心掛けることも効果的です。一方で、水分を極端に制限すると脱水につながるため、自己判断で水分を減らし過ぎないよう注意してください。


受診をおすすめする症状

夜間頻尿が毎晩続く場合や、日中も頻繁にトイレへ行くようになった場合には、一度内科で相談することをおすすめします。また、血尿がある、尿が出にくい、足のむくみや息切れがある、強い喉の渇きや体重減少を伴うといった症状がある場合には、病気が原因である可能性もあるため、早めの受診が大切です。


まとめ

夜中に何度もトイレへ起きる原因は、加齢や生活習慣だけではありません。糖尿病、前立腺肥大症、心不全、慢性腎臓病、睡眠時無呼吸症候群など、治療が必要な病気が隠れていることもあります。「年齢のせい」と決めつけず、症状が続く場合は一度原因を調べることが大切です。

西新宿で内科をお探しの方で、夜間頻尿や頻尿、尿量の変化、糖尿病や腎臓病が心配な方は、ぜひ当院へご相談ください。丁寧な診察と必要な検査を行い、原因に応じた適切な治療をご提案いたします。

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